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【2月】米麦若手農業者研修会が開催されました
佐波伊勢崎の米麦作経営の若い農業後継者を対象に経営力向上やネットワークづくりのための研修会を開催しました。
1 ねらいと背景
佐波伊勢崎地域では、各地に米麦を経営の柱とした複合経営や米麦専作経営が点在していますが、これらの農家の多くは後継者がいなかったり、後継者同士は殆ど横の繋がりがなく「悩みごとがあっても相談する仲間がいない」という意見が出されていました。そこで、平成30年より、佐波伊勢崎地域担い手支援協議会では管内の一定の規模を持つ米麦作農家の後継者を対象に、米麦経営の勉強会を行ってきました。令和元年度は1月10日に、前橋市にある農事組合法人での先進事例研修と交流会を行いました。
2 取り組み内容
先進事例研修会では15名が参加し、(農)元気ファーム20を訪ねて、法人の運営などについて勉強会を行いました。米麦・野菜・飼料作物などの延べ160ヘクタールの耕作と150ヘクタールの作業受託を、主として正社員5名と組合員3名の合計8名で営んでいます。スマート農業を積極的に取り入れ、米麦については高い反収を確保する一方で、近隣の農事組合法人と連携を行い農作業の合理化を図っています。代表理事である関根正敏氏から法人の説明を受けた後、活発な質疑も行われました。
交流会には12名が参加者し、普段はあまり接点のない人たちでしたが、当日は和気あいあいとした雰囲気でコミュニケーションを図りました。
3 今後の方向
指導センターでは佐波伊勢崎地域で米麦作に携わる若い農業後継者のネットワークづくりを推進していきます。
視察風景