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西上州は全国第2の梅産地
更新日:2018年3月16日
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群馬県の梅の生産量は、和歌山県に次いで、全国第2位です。
西部農業事務所管内では榛名山麓を中心に梅林が広がり、県内有数の梅産地となっています。
春~梅の花の開花シーズン~
高崎市箕郷地区、榛名地区、安中市秋間地区の中山間地帯に形成された梅産地では、2月下旬から3月下旬の開花シーズンが訪れると、山の斜面が梅の花の白色や紅色に染まります。
梅林を散策すると梅の芳しい香りを感じられ、高崎市箕郷地区、榛名地区では榛名山の雄大な景色も楽しむことができます。
シーズン中は観梅を目的とした観光客が数多く訪れ、軽食を販売する店舗や、生産者の創意工夫が凝らされたウメ加工品を扱う直売所もならび、週末には様々なイベントも行われるなど、梅産地は大いににぎわいます。
夏~梅の実の収穫シーズン~
西上州では、「白加賀」(しらかが)と呼ばれる梅の品種が最も多く栽培されています。
「白加賀」は大粒で形が良く、果肉が厚いため、梅酒や梅干しへの加工に適しています。
5月末から6月下旬の収穫シーズンには、朝早くから収穫作業を開始し、品質の良い梅を市場へ届けています。
収穫された青梅は県内の市場や、京浜方面の市場へ出荷されるほか、カリカリ梅の原料として製造工場へ出荷されています。
西上州の梅はどこで買えるの?
県内スーパーや、榛名・箕郷地区のJA直売所で購入できます。JA直売所では梅干に加工されての販売のほか、梅酒用の青梅としても販売しています。
また、梅を利用したジャムやジュースなどの製造・販売なども始まっています。