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【12月】第2回農業基礎講座開催
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
桐生地区農業指導センターでは、新規就農者の定着と早期経営確立とをめざし、農業基礎講座を全3回計画しています。今回は第2回講座として、農薬適正使用と土作りについて講習会を行いました。
1 ねらいと背景
本講座は、新規就農者が農業に関する基礎知識や技術の習得をすると同時に、農業経営士および新規就農者同士が交流をする機会を設けることを目的としています。営農に対する不安を解消し、自信を持って農業に取り組めるように支援しています。
2 取り組み内容
令和4年11月29日に第2回農業基礎講座を開催し、就農に向けて準備中の方も含めた11名が参加しました。
内容は「農薬適正使用について」と「土作りについて」とし、それぞれ指導センター職員とJA全農ぐんま土壌診断センター所長が講義をしました。農薬取締法による法令遵守の徹底や、土壌診断表から見る肥料要素の相関など、普段なかなか触れる機会のない講義内容に、参加者は真剣にメモを取りながら耳を傾けていました。
講義後のアンケートでは「肥料成分の具体的な関係性や欠乏症の事例などを知ることができた」「農薬記帳の必要性など、やるべきことを改めて確認することができた」等の感想がありました。
3 今後の方向
新規就農者の育成を目的とし、次回は第3回として、キュウリ栽培をしている農業経営士のもとで現地研修会を1月に開催し、栽培管理のノウハウや農業経営の考え方について視察や意見交換を行う予定です。また基礎講座のほか、仲間作りを促進するため農業青年組織と協力して新規就農者交流会も開催します。
講義の様子