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群馬県西部家畜保健衛生所の業務概要

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

家畜保健衛生課業務概要

 畜産経営の安定的な発展のためには、家畜の健康維持と損耗防止に努め、高い生産性を確保し、経営体質の強化を図る必要があります。近年、家畜疾病の発生は多様化し、経済的損失の大きい慢性疾病が増加しています。更に畜産物の広域流通や輸入の増大に伴い、県外や海外からの伝染病侵入の危険性が一段と高まっています。また、一方では安全で、高品質な畜産物の安定的供給が消費者から望まれ、環境保全面からは、ふん尿処理施設の設置が義務づけられ、環境汚染の防止が求められています。このような状況のなかで、家畜衛生の果たすべき役割はますます重大であり、より高度の知識や技術が必要です。家畜保健衛生課では、地域の畜産振興を図るために次の業務を実施しています。

環境衛生係

  • 地域の予防衛生を推進するため、家畜衛生に関する知識の普及や指導を行うとともに、迅速で的確な情報の収集、伝達に努めています。
  • 診療獣医師、動物用医薬品等販売業者・製造業者に対する許認可・届出事務や動物用医薬品の適正使用と適正流通に関する指導を立入検査等で実施し、畜産物の安全性確保に努めています。
  • 家畜衛生技術の向上と啓発のため、広報誌(ステップアップ畜産)やリーフレットを作成し、家畜衛生情報や飼養管理における注意の喚起を行っています。
  • 安全な畜産物が生産されるように、抗菌性物質の残留検査及び飼料の適正使用状況調査や指導を行っています。
  • 畜産農家の環境保全指導やふん尿処理施設の管理指導を行っています。また、畜産環境に関する苦情相談に係わる指導を行っています。
  • 高品質な牛乳を生産するために乳質改善指導や乳房炎の検査を行っています。
  • 足腰の強い優秀な乳牛の育成や生産コストの低減を図るために乳牛や繁殖和牛の家畜育成牧場への預託を推進しています。
  • 畜産に関する技術や知識の普及を図るため、畜産農家、獣医師及び畜産関係者を対象に研修会、講習会を開催しています。

防疫係

  • 生産性の向上及び家畜感染症の発生防止を図るために、各種の検査、調査、指導を実施し、情報収集に努めています。
  • 家畜の伝染病及び新疾病の発生を防止するため、検査・調査を実施しています。また、これらの伝染病の発生時には、緊急予防注射、検査、畜舎消毒等のまん延防止対策を行っています。
  • 地域家畜自衛防疫団体の指導を実施しています。
  • 家畜の新疾病・不明疾病の原因究明のため、ウイルス、細菌、病理、生化学検査等病性鑑定を実施し、迅速的確な対策・指導を行っています。
  • 海外悪性伝染病の侵入に備えて、初動防疫体制を整備するとともに防疫演習の実施や、輸入家畜の着地検査を実施しています。
  • 家畜の繁殖障害による損耗を防止するため、その原因究明と対策を指導し、受胎率の向上を図っています。