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【12月】データ駆動型営農指導実践モデル事業第1回ワークショップ(現状分析・目標設定)の開催
群馬県では、データ駆動で自走する産地の育成を目指して、令和4年10月から新たに「データ駆動型営農指導実践モデル事業」に取り組んでいます。事業の皮切りとして、令和4年 11月28日に現状分析・目標設定のためのワークショップを開催しました。
1 ねらいと背景
昨今、県の主力品目であるキュウリにおいても、生産者の減少や高齢化に伴う生産量の減少が問題となっています。打開策として、データ活用による技術革新が注目されていますが、関係機関・生産者ともにデータ利用のノウハウが不足しているのが現状です。
そこで、生産者および関係者のデータリテラシー向上と、データ駆動型農業の実践モデルの作成のために、JA邑楽館林管内のキュウリ生産者5名および、JA邑楽館林、群馬県を対象とした(株)テラスマイルによる営農コンサルを委託しました。
2 取り組み内容
令和4年11月28日に、農業技術センター東部地域研究センターにおいて、現状把握と目標設定のための第1回ワークショップを開催しました。(株)テラスマイルがファシリテーターとして進行役を担い、生産者、JA営農指導員、普及指導員等、合計9名の関係者をメンバーに、産地や生産者が抱える課題について話し合いを行いました。
話し合いの結果、生産者に共通の課題として「労働生産性の向上」が挙げられ、分析のために新たに始めるデータ収集として、作業時間を把握する方針で話がまとまりました。
3 今後の方向
今回のワークショップの結果をうけて、12月から始まる促成キュウリにおいて、栽培現場のデータ収集と分析を行っていきます。指導センターでは、生産者のデータ収集の支援と(株)テラスマイルへのデータ報告を担います。
ワークショップの様子