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かかりつけ薬局について
更新日:2022年11月1日
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医薬分業って何ですか
病院や診療所の医師や歯科医師の診察を受けたときに、薬をもらう代わりに処方せんをもらって、患者がその処方せんで街の保険薬局で薬をもらう方式のことをいいます。
医師と薬剤師の役割をそれぞれ分離・独立させ、それぞれの専門性を発揮させようとするものです。
処方せんって何ですか
処方せんには、薬の名前や、使い方、日数等が書いてあります。ですから、病院や診療所からもらう処方せんは、患者さんのものです。患者さんは、処方せんに書かれている薬の名前などを正確に知ることができます。
処方せんは発行日から4日間有効です。
かかりつけ薬局って何ですか
院外処方せんを調剤してもらったり、市販薬を購入したり、薬に関するいろいろな相談にのってもらうところです。
かかりつけ薬局では、次のようなことにより、薬の安全な使用をお手伝いします。
- 患者さんごとに薬のカルテである「薬歴簿」を作成して、患者さんの薬の使用歴やアレルギー歴、体質や副作用についてなど記録しておきます。
- 薬歴簿により、複数の医療機関からの薬の重複投与や相互作用、副作用の発生などをチェックすることができます。
- 医薬品に関する十分な情報を得られます。
- 夜間や休日でも相談できます。
どんな薬局を選べばいいのですか
自宅の近く、職場の近く又はいつも買い物をする商店街にあるなど、どこでもいいのです。
自分にあった薬局を選んでください。
その際、次のポイントを参考にしてください。
- 薬歴簿などを参考に、薬の重複や相互作用、アレルギーなどについて、しっかりチェックし、必要があれば処方医に問い合わせをしてくれる。
- 薬を渡すときに、十分な説明をしてくれる。
- 市販薬の販売でも、薬歴簿をもとにチェックをしてくれたり、必要があれば医師への受診を勧めてくれる。
- 夜間や緊急時の連絡先への対応ができている。
医薬分業のメリットは
患者さん1人1人の体質や薬についての履歴(薬歴簿)を作成し、適切な助言をしてくれます。医師と薬剤師がそれぞれ配合禁忌や相互作用などをチェックすることにより、安全性の高い薬物療法が期待できます。
薬局を1つに決めておくことで、お薬の重複や相互作用による副作用の発生防止が図られます。自分の薬について情報を得ることができます。薬に関する十分な情報を得ることができます。
患者さんが薬局を自由に選ぶことができ、処方せんがあれば、看護している人が薬を受け取ったり、家まで配達してもらうこともできます。