吾妻の作物

1．水稲

　吾妻地域は、水資源や気象条件に恵まれた「おいしいお米」の産地です。作付品種は、良食味品種の「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」が全体の約9割を占めています。
　食味評価の高い米を求める消費者の声を受け、生産者・JA・行政が連携し、吾妻産米の食味評価を更に高めていこうという取組が活発化しています。
　近年では、米の食味コンクールへ出品する生産者もおり、入賞者も出ています。
　食味分析計による食味分析で、食味値90前後となる、有名ブランド米にも劣らない品質の米も生産されており、その多くが自家消費米・縁故米となっていますが、一部は吾妻郡内の直売所などで販売されています。
　優良苗の生産基地であるJAあがつまの育苗センターでは、年々生産実績が増加し、7万箱以上の健苗を郡内一円に供給しています。
　吾妻農業事務所ではJA・町村、土地改良区等の関係機関と連携し、担い手の高齢化に対応するため、水田農作業を受託している中心的な担い手と意見交換を行い、集落営農の組織化を含めた農作業受託体制の構築に取り組んでいます。

水稲育苗ハウス

実りの秋！収穫を迎えたコシヒカリ

2．そば

　吾妻郡は中山間地～山間地まで標高差が大きく、標高が高く冷涼な地域では、そばの生産が盛んです。
　郡内では約80ヘクタールの面積で栽培されていますが、その約80％のそばが高山村、中之条町で栽培されています。品種は秋そば品種の「信濃1号」「中之条在来」などです。それらのそばは、郡内の複数の手打ちそば屋で使用さており、地元の人や観光客から好評を得ています。

そばの花