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吾妻のコンニャク

更新日:2019年4月11日 印刷ページ表示

 コンニャクは、種芋を植え付けてから出荷まで2~3年を要する手間のかかる作物です。10月下旬~12月中旬に出荷されたコンニャク芋は、JA等を通じて、県内外のコンニャク製粉業者等に販売されます。
 吾妻地域のコンニャク栽培の歴史は諸説ありますが、明治30年代に下仁田町より東吾妻町に種芋が導入されたのが始まりといわれています。冷涼な気象で、排水性の良い傾斜地も多いことから、病害が発生しにくい自然条件だったこともあり、その後、栽培は拡大し、現在は吾妻東部地域(中之条町、高山村、東吾妻町)の基幹的な作物となっています。
 品種は「在来種」の大産地でしたが、昭和50年代の始めから「あかぎおおだま(こんにゃく農林2号)」の導入が始まり、現在は管内栽培面積の90%を占めています。
 栽培技術に関しては、農家が関係機関と協力して試験ほを設置し、栽培上の課題を研究するという「研究会活動」が盛んに行われてきました。現在も普及指導課では、農家並びに町、JA等と協力して「緑肥作物を主体とした輪作」、「ムギ類を利用した土壌病害防除」、「堆肥の有効活用」等の更なる普及を図るため、試験ほの設置に取り組んでいます。

ムギ類の利用ほ場の写真
ムギ類の利用ほ場

あがつまの主力品種「あかぎおおだま」の写真
あがつまの主力品種「あかぎおおだま」