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平成30年度 普及現地情報4月

更新日:2019年2月20日 印刷ページ表示

農家経営参画セミナー29第4回講座の開催

要約:3月2日(金曜日)に「農家経営参画セミナー29」第4回講座を開催し、産地産直に取り組む新潟市のタカギ農場を視察しました。

1 ねらいと背景

 利根沼田農業事務所普及指導課では、利根沼田地域の農業者を対象に農業経営や直売に活かせる知識及び技術の習得のため「農家経営参画セミナー29」を開催しています。
 今回は、産地産直を追求し、トマト生産から農家レストランまでを展開している先進農家を視察しました。

2 取組の成果

3月2日(金曜日)に新潟県新潟市にある有限会社タカギ農場を訪れ、事業内容や今後の展望について説明を受けました。当農場は農地にレストランを建てられないので、移動販売の許可をもらい、キッチンカーを改造してエストルトをオープンさせ、年3万人の来客があり、マスコミに取り上げられるも、販売に違法性を指摘され、3年半で休業に追い込まれました。しかし、新潟市の農業特区に手を上げ、平成27年に再オープンにこぎつけました。昨年は4万4千人が来場。「ダメだと言われたり、馬鹿にされるとパワーがでる。わくわくすることを大切にしている」とのお話に、参加者は共感し、「自分のペースで農業と向き合っていきたい」や、「社長さんのようにやりたいことをすぐ実行するようにしたい」と前向きな声が聞かれました。非日常を演出しており、「特別な人と特別な時間を過ごしてもらう空間」というコンセプトにマッチしたレストランでした。

3 今後の方向

当普及指導課では、今後も女性農業者からの要望に応えながら、先進事例を通じて農家経営や直売に活かせる知識を学び、レベルアップできるような農家経営参画セミナーを引き続き行っていきます。

産地産直にこだわった料理の写真
産地産直にこだわった料理

昭和村家族経営協定調印式の開催

要約:3月6日(火曜日)に昭和村において、家族経営協定調印式が行われ、5組が再締結しました。

1.ねらいと背景

利根沼田管内では、農業委員会長、女性農業委員、農業委員会事務局、男女に輝くネットワーク利根沼田会議の構成員で、平成14年度に家族経営協定推進協議会を設立し、利根沼田農業事務所普及指導課がサポートする体制を取っています。
毎年家族経営協定研修会を開催し、県内及び各市町村農業委員会の取組状況、先進事例発表等を含めた意見交換を行い、家族経営協定締結を推進しています。

2.取組の成果

3月6日(火曜日)に昭和村役場会議室において、家族経営協定調印式が行われ、5組が再締結しました。昭和村は、利根沼田管内で最も締結数が多い市町村で、農業者の経営意欲が高く、女性農業者の経営参画に積極的であることなどから、後継者を含めた3者、4者、5者協定がほとんどです。
今回は再締結のみでありましたが、各農家が締結内容を家族で話し合い、見直しに至ったことは各農家の発展につながる成果と考えます。

3.今後の方向

これからも、家族経営協定推進協議会を中心に、家族経営協定の締結を推進し、女性農業者の経営参画や社会参画をすすめるため、支援していきます。

家族経営協定再締結の方々集合写真
家族経営協定再締結の方々

貯蔵庫巡って種芋の状態を確認 ~貯蔵庫巡回研修の開催~

要約:コンニャク生産組織を対象に貯蔵庫巡回研修を開催し、種芋の管理状況を確認しました。

1 ねらいと背景

 コンニャクの種芋は12月から植付を行う5月まで貯蔵庫で保管されています。
 管理が悪いと種芋が腐ってしまうため、温度や湿度などの状況を確認し、適切な管理を行い、良い状態で植付時期を迎えられるよう農家とともに巡回指導を行いました。

2 取組の成果

 2月19日に川場コンニャク研究会、2月22日に若手の生産者集団「Door」、3月14日には利根町コンニャク研究会で貯蔵庫巡回研修を開催し、合計34名の会員が参加しました。出席者全員の貯蔵庫を回り、種芋の状態や温度などの管理状況を確認しました。
 貯蔵されている種芋は、腐敗しているものはほとんど無く、芋の肌につやのある良い状態でした。巡回最後には普及指導課より管理状況についてコメントし、今後の管理で注意する点を説明しました。

3 今後の方向

 貯蔵庫を見せることをためらう農家もいますが、種芋の保管は5ヶ月以上も行う大切な管理です。特に若い後継者の管理技術向上を図るため、貯蔵庫巡回を行っていない研究会にも今後呼びかけていきます。

貯蔵庫視察の様子写真
貯蔵庫視察の様子