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平成30年度 普及現地情報6月

更新日:2019年2月20日 印刷ページ表示

古馬牧(こめまき)小学校の5年生が稲の一生を学ぶ(田植え作業)

要約:みなかみ町立古馬牧小学校の5年生1クラス29名が食農教育の一環として、稲の一生の課外授業を続けています。2回目の今回は、田植作業を体験しました。

1 ねらいと背景

古馬牧小学校では、子供達に農業の苦労や楽しさを伝え、農業への理解を促すための食農教育活動を続けています。

2 取組の成果

地元農家の協力を得て、古馬牧小学校の5年生が稲の一生の課外授業を続けて16年目となりました。5月23日に草丈18cm程度に立派に生長した苗で田植えを行いました。当日は薄曇りの下、29名の児童は利根沼田農業事務所から苗の生育状況や田植えの仕方を説明された後、早速田んぼに入り、土の感触にさまざまな声を上げていました。農家の方々の指導のもと、担任の先生や父兄の方々と丁寧に田植えを行い、元気な歓声を周りの山々に響き渡らせながら1時間ほどで5アールの田植えを完了しました。児童は田んぼに入ったときの冷たさや土の感触にふれ、4本程度の苗を田んぼの中の印に従って植えていく大変さを感じていました。また、田んぼにいる生き物にも興味を示し、周りの環境にも目を向けていました。

3 今後の方向

今後は、水の管理や稲が生長して穂を出し、収穫するまでを観察日記につけながら稲の一生の勉強を続け、秋には自分たちで田植えをした稲を収穫して、おにぎりをほおばりたいと意気込んでいますので、農業事務所では取り組みの支援を続けていきます。

田植えの様子写真
田植えの様子

沼田市利根町地区有害鳥獣対策協議会の開催 ~鳥獣被害対策を話し合う場の構築~

要約

5月29日に沼田市利根町地区有害鳥獣対策協議会が開催され、今年度の取組計画、事例発表や捕獲実績、被害防止対策等について検討しました。

1 ねらいと背景

沼田市利根町はニホンザル、ニホンジカ、イノシシ等の野生動物による農作物被害が多い地域です。特にニホンザルは町内に14群が生息し、全国的にも生息密度が高い地域となっています。沼田市利根町地区有害鳥獣対策協議会は、有害鳥獣による農林作物被害対策を検討することを目的に平成28年に設立され、区長、猟友会、農政推進員、関係機関の42名で構成されています。

2 取組の成果

会議では、まず(株)群馬野生動物事務所から今年度の取組について説明があり、続いて利根沼田農業事務所からみなかみ町のICTを使った大型捕獲おりについての事例発表を行いました。その後、沼田市役所利根支所から昨年度の有害鳥獣捕獲実績の報告と各獣種別に被害防止対策やフェンス管理の説明がありました。意見交換では、電気柵管理で下草刈りが高齢化により出来なくなっていることや防草シートの効果についての意見や質疑が出されました。この協議会の開催により鳥獣害対策の現状や問題点、今後の対策のヒントについて参加者の知識が深められました。

3 今後の方向

本協議会は、鳥獣被害の課題に対し住民と関係機関が知恵を出し合い、話し合う場として今後も機能する事が期待されています。

事例発表の様子写真
事例発表の様子