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平成30年度 普及現地情報11月

更新日:2019年7月2日 印刷ページ表示

平成30年度こんにゃく立毛共進会生産物審査の実施

 要約:群馬県こんにゃく立毛共進会に利根沼田地域の代表として出品した6ほ場の生産物審査を行いました。

1 ねらいと背景

 農家の栽培技術や意欲の向上を目的に立毛共進会を毎年開催しており、その審査項目の一つとして出品したほ場の生産物審査を行いました。立毛共進会審査では、8月に生育状況等を審査する「ほ場審査」と収穫時期に行う「生産物審査」が行われています。

2 取り組み内容

 利根沼田地区の代表として出品した6ほ場の生産物審査を10月31日に行いました。今年は、生育初期から高温干ばつにより生育が遅れ、台風20号、21号により成熟が早まったため、利根沼田地域全体で芋の肥大が悪い状況です。出品ほ場はそのような気象災害を受けにくい場所に植え付けられていることもあり、肥大は良好でした。しかし、着生生子の数が少なく小さいなど、気象災害の影響も見受けられました。生産物審査の結果は、ほ場審査の点数と集計され12月の審査会で順位が決定する予定です。

3 今後の方向

 来年2月に利根沼田地区の農家を集めた実績検討会を開催し、県審査へ出品した6名に管理状況や経営内容について発表してもらう予定です。このような取り組みにより、地域のコンニャク栽培技術の向上や経営安定に役立て、さらなる産地発展を目指します。

共進会生産物審査の様子写真
共進会生産物審査の様子

利根沼田地区水稲指定種子の農産物検査を行いました。~良質な水稲種子籾を目指して~

 要約:利根沼田地区の気象条件と水稲栽培の有利な条件を生かして、沼田市・みなかみ町で9名の生産者が「コシヒカリ」約22.6haで高品質な種子生産を行っています。11月1日、2日にかけて、収穫・調整された種子の農産物検査・出荷を行いました。

1 ねらいと背景

 農作物生産の最も大切な事は優良な種子を確保することです。この優良な種子がなければ何も始まりません。JA利根沼田水稲採種部会では群馬県米麦大豆振興協会より委託を受け、「コシヒカリ」の原種を播種し、一般栽培用種子を生産しています。この種子が県内多くの生産者へ供給され、群馬県全域の水稲栽培の振興に大きく寄与しています。

2 取組の成果

 利根沼田農業事務所普及指導課ではJA利根沼田と協力しながら、水稲種子生産農家へ栽培指導を行い、良質な種子生産の振興を図っています。本年は、7月13日に栽培講習会及び生産者のほ場を巡回する研修会を実施しました。ほ場審査は第1回目が8月17日、第2回目は9月14日に実施しました。収穫は10月上旬から始まり、乾燥・調整した種子を11月1日から2日にかけて各地区で農産物検査を行いました。集荷した全袋について、農産物検査員がひと袋ずつチェックを行い、異品種粒や病虫害粒等が混入していないか確認しました。「コシヒカリ」合計3,490袋の検査を実施して、合格となった「もみ」は、晴れて「コシヒカリ」の種子として出荷されることになります。

3 今後の方向

 12月には来年の種子生産に向けて、本年の気象、生育状況、審査結果を振り返る実績検討会があります。引き続き優良種子生産を支援していきます。

種子生産物検査の様子写真
種子生産物検査の様子