ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 利根沼田農業事務所担い手・園芸課 > 平成30年度 普及現地情報12月

本文

平成30年度 普及現地情報12月

更新日:2019年7月2日 印刷ページ表示

平成30年度男女共同参画推進研修会の開催

 要約:男女に輝くネットワーク利根沼田会議と利根沼田農業事務所の共催による男女共同参画推進研修会を11月27日(火曜日)に利根沼田振興局501B会議室で開催しました。

1 ねらいと背景

 男女に輝くネットワーク利根沼田会議では、男女共同参画を進めるため、視察研修会や男女共同参画講演会を開催しています。今回は、男女共同参画を身近な活動として捉えるために、農業経営における役割分担など家庭内のルールとしての家族経営協定と認定農業者制度について理解を深めました。

2 取組の成果

 11月27日(火曜日)13時30分から利根沼田振興局において、男女に輝くネットワーク利根沼田会議会会員や農業基礎講座受講生、農業事務所職員の計16名の出席で、男女共同参画推進研修会を開催しました。群馬県技術支援課窪田専技を講師に迎え、家族経営協定と認定農業者について説明をいただきました。その後、太田市農業委員の清水由紀江氏から「私が歩んだ道、これから就農~グループ活動~家族経営協定~経営の方向転換~農業委員」と題し、家族とともに歩んできた道をお話いただきました。「家族の理解があったので、若妻会や農業事務所主催の農業経営講座などに参加でき、研修会で学んだ家族経営協定について話すことで、夫と協定を結ぶことができました。夫と正面切って、給与や子供のこと、女性の社会参画について話すことできたので良かった」と話されました。その後、家族経営協定書を作るワークショップを行いました。

3 今後の方向

 普及指導課では、2月21日に男女共同参画推進講演会を開催し、男性や女性が、社会参画や経営参画できる男女共同参画社会への理解を深め、取り組んでいけるよう支援していきます。

男女共同参画推進研修会の様子写真
男女共同参画推進研修会の様子

リンゴ改植ほ場における野そ被害防止対策について~稲ワラで作るベイトステーション法によるネズミ駆除の実証~

 要約:リンゴの苗木を食害する野そ(ネズミ)を効率良く駆除するため、ベイトステーション法による実証ほを設置し、効果を検討しています。

1 ねらいと背景

 利根沼田地域は、リンゴ作付面積221ヘクタール(平成28年度特産果樹生産動態等調査)を誇る県内一の産地となっています。当地域では平成23年以降、果樹経営支援対策事業の導入により‘ぐんま名月’をはじめとする消費者ニーズの高い品種への改植が進み、その面積は8.4ヘクタールにのぼります。しかし、改植園地によっては野そによる苗木の食害が多発しています。苗木は一度被害を受けると樹勢回復が難しいため、対策を望む声が上がっていることから、効率の良い駆除方法について検討しました。

2 取組の成果

 普及指導課では、昨年から今夏まで古タイヤを利用したそ穴投入法の実証ほを設置していましたが食餌が見られなかったため、この冬はベイトステーション(餌場)法の実証ほを設置しました。ベイトステーション法とは、稲ワラで餌場を作る方法です。稲ワラを敷き、殺そ剤を入れ、それを稲ワラで覆います。さらにビニール(肥料袋など)を被せ、ビニールが風で飛ばないようタイヤをのせました。積雪中の防除法としてはベイトステーション法が有効だそうです。

3 今後の方向

 農業事務所では鳥獣被害対策支援センターと連携し、殺そ剤投入後の食餌状況、苗木の被害状況を調査・分析し、効率的な駆除方法の普及推進を図ります。

ベイトステーション写真
ベイトステーション

古馬牧(こめまき)小学校5年生が育てた米で収穫感謝祭を開催~米づくりの苦労や喜び、米の美味しさを堪能~

 要約:みなかみ町立古馬牧小学校の5年生29名が食農教育の一環として、稲の一生の課外授業を続けています。生徒たちは11月20日に収穫感謝祭を開催し、協力農家へ感謝の気持ちを込めておにぎりを振る舞い、田んぼに関する調査の発表を行いました。

1 ねらいと背景

 古馬牧小学校では、子供達に農業の楽しさなどを伝え、農業への理解を促すための食農教育活動を続けています。

2 取組の成果

 地元農家の協力を得て、古馬牧小学校の5年生が稲の一生の課外授業を長年続けており、普及指導課は作業内容の説明等の支援を行っています。作業は4月の種まきから始まり、田植え、水管理、収穫を行い、10月には脱穀、籾すりを行いました。
 11月20日に古馬牧小学校で収穫感謝祭を開催し、協力いただいた農家や関係者を招待しました。生徒たちが協力しながら塩おにぎりを作って招待した方々に振る舞い、自分たちが育てたお米の味を堪能しました。
 また、会場では田んぼに関する調査についての発表を行ったり、米を育てた感想文の文集を招待した方に配ったりして、米づくりの苦労や喜びを実感していました。

3 今後の方向

 これからも食農教育を行う小学校等の活動を支援していきます。

収穫感謝祭の様子写真
収穫感謝祭の様子