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令和元年度 普及現地情報 令和2年1月

更新日:2020年3月24日 印刷ページ表示

食品表示研修会の開催~農産物加工者が具体的な指導を受ける~

食品表示法に基づく食品表示基準及びHACCPの制度化に対応できるよう、管内の農産物加工者等を対象として、食品表示研修会を開催しました。

1ねらいと背景

昨年度、利根沼田農業事務所普及指導課では、食品表示法に基づく食品表示基準に対応するため、食品表示に関する研修会を開催しました。しかし、管内の農産物加工者から食品表示についてまだ理解が不十分であるとの声が聞かれました。また、食品衛生法の改正にともないHACCPに沿った衛生管理が制度化されます。そこで、これらについて理解を深めてもらうことを目的に研修会を開催しました。

2取組の成果

利根沼田管内の農産物加工者の集まりであるアグリ起業利根沼田の会員や若手女性農業者組織TNしありー’Sの会員10名の参加により12月17日に食品表示研修会を開催しました。
利根沼田保健福祉事務所職員を講師に、食品表示において表示すべき項目や注意点、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理について説明していただきました。その後、参加者が事前に作成した食品表示ラベルの内容を講師に確認していただき、原材料の書き方や文字の大きさ等について指導を受けました。また、HACCP制度化への対応については、基本的には、衛生管理計画の策定、計画に基づく実施、確認・記録の3点であるということで、様式に沿って衛生管理計画の作成を行いました。直接指導を受けることで、疑問が解消され理解を深めることができました。

3今後の方向

食品表示及びHACCPの制度化について、さらに理解を深めてもらい、完全施行や制度化に対応できるよう引き続き支援していきます。

食品表示研修の様子写真
食品表示研修

リンゴ青年農業者セミナーの開催~担い手の技術向上と仲間作り~

利根沼田地域のリンゴ青年農業者を対象に地域間の交流、情報交換、技術向上や仲間作りを目的としたセミナーを開催しています。

1ねらいと背景

利根沼田地域では概ね45才以下のリンゴ栽培農業者(以下、リンゴ青年農業者)が多く、各地域で青年部等が組織されています。しかし、活動が停滞ぎみであることや地域間の交流がほとんど行われていない状況です。そこで、管内のリンゴ青年農業者を対象に地域間の交流、情報交換、技術向上や仲間作りを目的に今年度から「リンゴ青年農業者セミナー」を開催しています。

2取組の成果

本セミナーは全4回を予定しており、すでに3回開催しました。
第1回は7月31日に「ムシの気持ちになってみる~スピードスプレーヤを使った効果的な病害虫防除~」と題して開催しました。
第2回は9月27日に「小さな工夫で果樹経営を効率化」と題して開催し、「GAPの基礎知識」や「小さな経営改善事例」の説明と「先進農家の現地視察」を行いました。
第3回は12月25日に農薬と病害虫をテーマに、農薬の基礎知識や病害虫対策についての説明と被害画像を活用した病害虫診断のグループワークを行いました。その後、意見交換を行い、参加者同士が現在抱えている課題を共有することができました。また、今後のセミナーで題材にして欲しい内容等の意見もあり、来年度の参考にしていきます。

3今後の方向

第4回は2月に「県育成品種のせん定と販売」と題し、開催を予定しています。今後も参加者の要望を反映し、より充実したセミナーの開催を行うとともに、次世代を担うリンゴ青年農業者の資質向上と仲間作りを支援していきます。

病害診断研修の様子写真
病害診断研修の様子

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