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令和2年度 普及現地情報(令和3年1月)

更新日:2021年1月22日 印刷ページ表示

TNしありー'S研修会の開催~寄せ植えでリフレッシュ~

 TNしありー’Sでは寄せ植え研修会を開催し、会員のリフレッシュや交流を図ることができました。研修後には活動検討会を行い、今後の活動について話し合うことができました。

ねらいと背景

 利根沼田地域の若手女性農業者の集まりである「TNしありー’S」では、資質向上や会員の交流を目的に様々な研修会を行っています。今回は、毎年恒例となっており、密を避けて実施できる寄せ植え研修を行いました。また、コロナ禍で思うように活動ができないため、プロジェクト活動等、今後の活動について話し合うため活動検討を行いました。

取組の成果

 12月18日(金曜日)に会員11名が出席し、「クリスマス&お正月に飾れるコンテナガーデン」をテーマに、寄せ植え研修会を開催しました。講師から個々の植物の管理方法や寄せ植えのポイント等の説明を受け、それぞれがオリジナルの寄せ植えを完成させることができました。会員からは、「農繁期を乗り切った自分へのご褒美として楽しみにしていた」、「気分転換になって良かった」等の声がありました。研修後は、今後の活動について話し合いました。今年度取り組んでいるプロジェクト活動(テーマ:地域農産物の活用と魅力の発信)については、今後もできる範囲で進めていくことになりました。また、情報発信について提案したところ、「農家のレシピを共有したらどうか」、「動画撮影をしている」等、様々な意見が出され、グループとしてのSNS活用について方向性を決めることができました。

今後の方向

 プロジェクト活動は、今後も状況をみながら進めていきます。また、SNSの活用により、集まらずに交流や情報発信を図っていけるよう活動を支援していきます。

研修会の様子写真その1
研修会の様子その1

新規就農者向け第3回農業基礎講座を開催~グループワークを通して経営管理を学ぶ~

 新規就農者の基礎知識習得を支援するため、第3回農業基礎講座を12月14日に実施しました。今回は、「経営状況を把握しよう~青色申告書から読み解く経営状況~」と題して、講座を開催しました。

ねらいと背景

 利根沼田地域の平成30年から令和2年の新規就農者を対象に、農業に関する基本的な知識の習得を支援するため、農業基礎講座を開催しています。管内の新規就農者は、新規参入者、親元就農、雇用就農など様々ですが、日頃の栽培管理の基本となる知識や法律、制度などの情報については、できるだけ早い時期に学ぶ必要があります。今回は、経営管理についての講座を実施しました。

取り組み成果

  田子会計事務所(前橋市)の田子宏美所長を講師として招き、前半は青色申告決算書の見方や税制関係、法人化等について講義を受けました。後半は、参加者が4~5人のグループに分かれて、与えられた課題「経営者のあるべき姿」についてディスカッションを行い、代表者が意見発表を行いました。参加者は、経営者としての考え方、問題の乗り越え方などについて、自ら考えて意見を出し合うことで、受け身の講義だけでは得られない気づきがあったようです。県内では、新型コロナの感染が広がりつつある状況でしたが、感染症対策を行った上で開催し、参加者は20名と例年になく多くの新規就農者が出席する盛況な研修会となりました。

今後の方向

 今後も、新規就農者の農業基礎知識と経営力の向上を目的に農業基礎講座を開催していきます。より多くの新規就農者に周知して参加率を高めていく予定です。

研修会の様子写真その1
研修会の様子その2

片品村リンゴ産地活性化検討会の開催~次世代に繋ぐ産地作りへ新たな挑戦~

 片品村リンゴ産地活性化検討会(以下、検討会)を開催し、次年度以降の活動に向け具体的な活動方針を提案・検討しました。産地活性化の基盤とも言える担い手確保への取組、核となる産地オリジナル品種の定着及び省力化技術の導入等について議論し、合意形成を図るとともに産地活性化への新たな挑戦が始まりました。

ねらいと背景

 片品村のリンゴ産地は生産者の高齢化及び樹園地の老木化により、生産意欲低下や栽培面積減少等、産地消滅の危機を迎えています。そこで、片品村果樹産地協議会として「リンゴ産地活性化プラン(以下、プラン)」を策定し、産地一体となった様々な取組に向け、具体的な振興ビジョンの検討を行いました。

取組の成果

 産地の未来を変えるため、片品村果樹産地協議会を主体とした検討会を12月21日に開催し、プランに基づく次年度以降の具体的な活動方針の提案と検討を行いました。担い手確保への取組、産地オリジナル品種及び省力化技術導入等について重点的に議論を行い、次世代へ繋ぐ産地づくりのための「挑戦」として、産地活性化に向けた方針を参加者で共有することができました。また、産地オリジナル品種及び省力化技術導入の要望調査を行ったところ、生産者の8割以上が導入を希望する結果となり、生産者の熱い思いを感じました。

今後の方向

 プランに基づく活動支援を関係機関と連携して行い、担い手確保、省力化栽培技術導入、加工開発、販売対策等の様々な課題解決に向け地域一体となって取り組み、「次世代へ繋ぐ産地づくり」を目標に掲げ、片品村リンゴ産地の活性化を図っていきます。

検討会の様子写真
検討会の様子

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