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令和2年度 普及現地情報(令和3年3月)
更新日:2021年3月31日
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コンニャクの貯蔵庫巡回研修の開催~若手生産者組織の支援~
農家とともにコンニャクの貯蔵庫を巡回し、令和3年産用の種芋の状態や貯蔵管理の状況を確認しました。
ねらいと背景
コンニャクの種芋は12月から5月まで貯蔵庫で保管されています。
令和2年産のコンニャクは、気象の影響で芋の肥大が悪く、生子(きご)の着生数が少なかったため、令和3年度の生産に向けて適切な貯蔵管理を行い、不良球の発生をなくすることが重要です。
そこで、管理指導とともに貯蔵量や芋の状態を確認するため貯蔵庫巡回を行いました。
取組の成果
2月22日に利根沼田地区の若手コンニャク生産者集団「door」の会員10名とともに貯蔵庫を巡回し、会員同士の情報交換も活発に行われました。
当日は、感染症対策をとりながら出席した会員の貯蔵庫を巡回し、管理状況や種芋の状態を確認しました。種芋は、腐敗やカビの発生も無く良い状態でしたが、今年の貯蔵量はやや少なく、近隣の農家も同様だということでした。
巡回中には、貯蔵管理だけでなくほ場準備など栽培管理全般の質問もあり、普及員が答えながら巡りました。また、巡回の最後には、管理状況の総括と今後の種芋管理や農作業安全について、注意を呼びかけました。
今後の方向
コロナ禍により、生産者が集まって情報交換する機会が減っていますが、資料配付による情報提供や組織活動の支援を今後も行っていきます。
貯蔵庫巡回の様子