ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 利根沼田農業事務所普及指導課 > 令和3年度 普及現地情報(令和3年6月)

本文

令和3年度 普及現地情報(令和3年6月)

更新日:2021年11月2日 印刷ページ表示

令和3年度第1回担い手担当者会議の開催~新規就農者支援のために~

 令和3年度第1回担い手担当者会議を開催し、新規就農者支援について関係機関と協議及び情報交換を行いました。

ねらいと背景

 新規就農者支援にあたっては、市町村やJA等の関係機関との連携や情報共有が重要であることから担い手担当者会議を開催し、新規就農者の情報やその支援策等について関係機関との認識を一致させるとともに、新規就農者の掘り起こし等について情報交換を図りました。

取組の成果

 5月13日に5市町村の担い手担当に加えJA、農林中金、日本政策金融公庫、今年初めて農業公社の担当者が一同に会し、令和3年度の担い手支援について協議と情報交換を行いました。また、今年度は農業基盤強化法に係わる各市町村の基本構想の改正年に当たるため、農業振興課とも連携して進めました。新規就農者支援では昨年の相談実績と認定新規就農者について報告し、農業次世代人材投資事業関連では今年の改正点について伝えました。
 JAからは昨年度末から独自に行っているトマトとエダマメの新規栽培者確保に向け取組についての情報提供があり、利根沼田地域でともに支援していく方向になりました。

今後の方向

 利根沼田地域では夏秋期が農繁期に当たるため、初冬以降に新規就農者を対象とした農業基礎講座や若手農業者向け各種セミナーを関係機関と連携して開催し、新規就農者支援を行っていきます。また、就農相談会等を通じて新たな農業者を関係機関が一丸となり支援していきます。

担い手担当者会議の写真
担い手担当者会議の様子

利根沼田地区農作業受託に係る現地検討会の開催~省力・高品質な米生産を目指して~

 利根沼田地域では、農作業受託組織による水田の作業受託が行われており、地域の水田農業を支える重要な役割を担っています。しかし、高齢化や後継者不足により作業負担が増加しています。そこで、低コスト化と高品質栽培につなげることが期待できる可変施肥田植機の実演検討を行いました。

ねらいと背景

 利根沼田地域では小規模な水田農業が多く、田植や収穫・調製作業を請け負う農作業受託組織が複数存在しており、地域の水田農業を支えています。田植作業などでは、初めて作付を行うほ場も多く、ほ場毎の特徴把握が難しいケースも見られます。そこで、リアルタイムにほ場の肥沃度と耕深を計測しながら施肥量の調整が可能な可変施肥田植機の実演と現地検討を行いました。

取組の成果

 5月25日に、川場村現地ほ場にて農作業受託組織関係者、関係機関を参集し、新型コロナウイルス感染防止対策を行った上で、可変施肥田植機の実演と現地検討を行いました。参加者は、メーカーからの説明の後、植え付けの様子を見たり、実際に機械を操作したりして新たな技術を体感していました。参加者からは、価格やセンサーの仕組みなどについて質問が寄せられました。また、タブレットでほ場の肥沃度などのデータを確認するなど、関心を示していました。中山間地では比較的狭いほ場が多いため、もう少しコンパクトな機械(機種)があるとありがたいといった声も聞かれました。
 普及指導課からは高品質米生産に向けた本年の水稲の栽培管理について情報提供を行いました。

今後の方向

 農作業受託組織は地域を支える重要な存在であり、今後も作業省力化や雇用確保などを目的に各種研修会を開催していきます。

実際に機械に乗って体感の写真
実際に機械に乗って体感の様子

令和3年度の普及現地情報へ戻る