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令和3年度 普及現地情報(令和4年2月)

更新日:2022年3月4日 印刷ページ表示

利根沼田農作業受託研修会の開催~ドローンによる省力作業の検討~

 利根沼田地区の水田農業を支える農作業受託組織を対象に、夏場の農薬散布などに活用が期待できるドローンの実演と各種法律制度の研修会を開催しました。

ねらいと背景

 利根沼田地域には、農作業受託組織が複数存在し、地域の水田農業を支えています。夏場の病害虫防除は酷暑の中での作業となり大きな負担となっています。現場ではドローン防除を行う組織も出てきており、各種法律制度についても周知を図る必要があります。そこで、各種法律制度の説明及びドローンの飛行実演を行う研修会を開催しました。

取組の成果

 1月25日にJA利根沼田水稲育苗センターおよび現地ほ場において、生産者14名、JA、市町村など関係機関13名参加の下、新型コロナ感染防止対策を徹底した上で研修会を開催しました。まず、メーカーから無人航空機の飛行許可などの法律制度、農薬散布時の注意点、機体性能などを説明しました。普及指導課からは農薬散布計画および実績の提出や来作の稲作に向けた準備などの情報提供を行いました。法律や制度は改正が頻繁に行われるため、最新の情報を確認するよう周知しました。
その後、現地ほ場において飛行実演を行いました。初めにほ場の地図情報を登録した後、ドローン2機種の飛行状況の確認を行いました。基本的には操縦者と監視役の2人1組で飛行させることや、飛行時は周囲にハウスや架線などの障害物がないことなども説明しました。参加者は実際にドローンを持ち上げて重量や大きさを確認したり、「飛行時間はどの程度か」、「飛行中に電波が途切れることはないのか」、「価格はどの程度か」と質問したりするなど、関心を持っていることがうかがわれました。

今後の方向

 今後も受託作業組織を中心に省力作業の検討を行うとともに、水田をフル活用した各種先進事例の紹介も含めた研修会の開催などに取り組んでいきます。

ほ場での飛行実演の写真
ほ場での飛行実演の様子

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