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令和元年度 普及現地情報10月

更新日:2020年3月24日 印刷ページ表示

TNしありー’Sによる「マルシェ」の開催

TNしありー’Sが、みなかみ町たくみの里でマルシェを開催しました。マルシェオリジナルのおやきやジュースを販売し、地域農産物やTNしありー’SのPRを図ることができました。

1ねらいと背景

利根沼田地域の若手女性農業者組織「TNしありー’S」は、仲間作り活動を主軸に、TNしありー’Sのオリジナル商品(エプロン、帽子等)やロゴマーク、紹介冊子の作成等を行ってきました。今年度はプロジェクト活動としてマルシェを開催することをひとつの目標としました。普及指導課では次世代の新しい農業を切り拓く若手女性農業者を育成するため、活動を支援しています。

2取り組み内容

9月22日にみなかみ町のたくみの里でメンバー13名の参加により「マルシェ」が開催されました。マルシェ開催に向けては、検討会を4回、販売品の試作会を1回開催しました。マルシェでは、おやき(3種類)、ジュース(3種類)、ジャムや塩こうじ等の農産加工品(10種類)を販売し、目標数のおやきとジュースを売り切ることができました。10月3日には、会計報告や感想共有のため、マルシェの反省会を開催しました。メンバーからは「協力して行うことができて楽しかった」「機会があればまたやりたい」という声が聞かれました。
マルシェの開催により、地域農産物やTNしありー’SのPRが図れただけでなく、メンバー同士の交流を深めることができました。

3今後の方向

今後も、知識や技術の習得及び情報交換の機会を設けることで、女性農業者の交流を進めるとともに、女性農業者が力を発揮できるよう活動を支援していきます。

マルシェで販売したジュース写真
マルシェで販売したジュース

令和元年度利根沼田農村生活アドバイザー協議会巡回研修会の開催

利根沼田農村生活アドバイザー協議会では、会員の技術研鑽と交流を深めるため、毎年巡回研修会を開催しています。今年度は2名の会員の観光農園で研修を行いました。

1ねらいと背景

利根沼田農村生活アドバイザー協議会は、17名の農村生活アドバイザーで構成されています。巡回研修会は地域農業の理解と農業経営や農業技術の向上、及び会員同士の交流を深めるため、毎年開催しています。

2取組の成果

9月25日(水曜日)に利根沼田農村生活アドバイザー協議会による巡回研修会を行いました。はじめに会員が経営する沼田市白沢町の「宮田農園」を訪問し、27年前にトマトの観光農園を始めた頃の苦労した話や農園を訪れるお客さんの要望でトマト以外の野菜をいろいろ作るようになったこと、収穫終了後の片付けを手伝ってくれるお客さんがいることなど、観光農園ならではの話を聞くことができました。また、トマトハウスでは参加者から栽培についての質問がでるなど生産者ならではの研修となりました。次に同じ沼田市白沢町で会員が営むイチゴの観光農園「オオツファーム」を訪問し、イチゴ、ブルーベリー、ナス、リンゴのほ場を見学しました。後継者が栽培を担当するリンゴをはじめ、各品目を家族が分担して栽培し、周年で収穫、販売をしていることなど説明していただきました。同じ観光農園でも、それぞれ異なる農業を展開していることがわかり、有意義な巡回研修となりました。

3今後の方向

引き続き、地域農業の振興が図られるよう農村生活アドバイザー協議会の活動を支援していきます。

アドバイザー研修の様子写真
アドバイザー研修の様子

第2回若手トマト生産者現地研修会及び交流会の開催~若手生産者の技術研鑽と交流を目指して~

利根沼田地区では、今年度から若手トマト生産者を対象に新技術等の研修と交流を目的に「若手トマト生産者現地研修会及び交流会」を開催しています。第2回目となる今回は、現地ほ場3カ所を巡回し、生育状況の確認や栽培管理の情報交換と栽培・経営の課題等の情報交換を行い、改善に向けた意見交換を行いました。

1ねらいと背景

利根沼田地区のトマト生産者は187名で、うち45歳以下の若手生産者は47名(約25%)と後継者や新規栽培者が比較的多い地域です。しかし、栽培地域が広域であるため、若手生産者同士の技術交流や情報共有の機会が少ない状況です。そこで、普及指導課では、ネットワーク化や組織活動の強化が重要と考え、今年度から若手トマト生産者を対象にした「若手トマト生産者現地研修会及び交流会」を開催しています。第1回研修会(6月27日)で、参加者から「栽培後半の生育を見たい」との要望があったことを踏まえて、第2回目を9月27日に開催しました。

2取組の成果

現地研修会は、養液土耕栽培、点滴かん水チューブ利用、遅植え(6月定植)の特徴的な取り組みが行われている3地区のほ場を視察しました。各ほ場とも若手生産者の関心が高い取り組みであることから、生育状況を熱心に確認したり、栽培管理の情報交換が活発に行われました。
その後の交流会で、JA・普及指導課からは今後の栽培管理やIoTを活用した環境測定技術について情報提供を行い、参加者からは今年の生育状況や栽培上の課題・悩み等について発表を行いました。「病害虫防除・障害果の多発に苦慮している」「育苗の自動かん水システムを導入したい」「基礎的な栽培技術の話を聞きたい」など様々な意見を聞くことができ、対策や改善策等の意見交換を行うとともに、次回研修会の内容を検討することができました。11名の参加者から個々の話をしっかり聞くことができ、大変有意義な研修会となりました。

3今後の方向

年度内に第3回目を開催する予定です。本研修会は、「今後の参考にしたい」「良い研修会だった」と参加者に大変好評なことから、次回も生産者の要望に応え、技術レベル向上に寄与できるように、関係機関と連携して研修内容を検討していきます。将来の主要な担い手となる若手生産者の育成を通して、産地のさらなる拡大を図ります。

現地研修の様子写真
現地研修の様子

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