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四万川ダムの洪水調節効果

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

洪水調節の記録(平成11年8月)

 平成11年8月13日から16日の明け方まで、群馬県では熱帯低気圧の影響で南から湿った空気が次々と流れ込み、大気の不安定な状態が長時間続きました。この影響で、多いところでは総雨量400ミリメートルを越える豪雨となり、四万川ダムでは累計雨量274ミリメートル、最大時間雨量54ミリメートルの豪雨を観測しました。
 このため四万川ダムでは、8月15日午前2時に最大流入量、毎秒98.5立方メートルを記録しました。この時の放流量は毎秒20.5立方メートル、流入量の79パーセント(%)にあたる毎秒78.0立方メートルを調節しました。この洪水調節で、四万川ダムに一時的に貯留した総調節量は毎秒113万立方メートルでした。
 もしダムがなければ、四万川ダム下流の嘉満ヶ渕地点では、最大実績流量、毎秒127立方メートルだったものが、約毎秒200立方メートルに達したものと推測されます。(水位を約97センチメートル低減)

貯水位・雨量・流入量・放流量の推移の画像

貯水位・雨量・流入量・放流量の推移

洪水調節の状況

洪水調節の状況一覧
項目 生起時刻
(平成11年8月15日)
流量・水位
(立方メートル(m3)/毎秒(s))
最大流入量 8月15日2時00分 毎秒98.49立方メートル
最大流入時放流量 8月15日2時00分 毎秒20.53立方メートル
調節流量   毎秒77.96立方メートル
最大放流量 8月15日11時00分 毎秒35.82立方メートル
最高水位 8月15日11時00分 標高735.71メートル

備考

洪水量 毎秒70立方メートル
サーチャージ水位 標高764.0メートル
常時満水位 標高751.5メートル
夏期制限水位 標高728.5メートル

※注:調節流量は最大流入時点での流量。
四万川ダムでは、平成11年8月15日2時に、最大流入量、毎秒98.5立方メートルを記録しその79パーセントである毎秒78立方メートルを調節しました。