【2月】ＶＲ機材で農作業安全を学ぶ～第2回農業基礎講座の開催～

　就農後5年以内の農業者を対象として、農業に関する知識や基本技術の習得を図るため農業基礎講座を開催しています。第2回は農作業安全についての注意啓発やＶＲによる農作業事故の疑似体験をしてもらいました。

1　ねらいと背景

　太田市では過去5年間で約50名の新規就農者がいます。彼らを対象に農業の基礎的技術や知識習得のために農業基礎講座を開催しています。今回は農業就業者あたりの農作業死亡事故が増加している現状を踏まえ、農作業安全をテーマに実施しました。

2　取り組み内容

　令和4年1月18日に太田合同庁舎会議室で講座を開催し、7名の農業者が出席しました。最初に東部農業事務所普及指導課担当から農作業事故の現状とトラクターや作業機の事故予防対策についての説明をしました。次にＪＡ共済職員による農業に関する保障事業の説明とＶＲ機器を用いた農作業事故の疑似体験の実習を行いました。
　出席者は物珍しいＶＲ機器に興味を持ちつつ実習に取り組み、日頃起こりうる「ヒヤリハット」を減らすことが大事だと理解しました。

3　今後の方向

　農作業安全については、継続的に啓発を行っていきます。農業基礎講座については、対象者の状況を把握して多くの人の要望に応えられる内容にしていきます。

農作業安全の説明の様子

農作業事故疑似体験の様子