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【4月】令和3年産飼料稲の実績と次年度の取組に向けた検討

更新日:2022年5月6日 印刷ページ表示

 館林市における飼料稲の生産・利用について、令和3年度の実績と次年度の取組計画について検討を行い、継続した取組の合意形成が図られました。

1 ねらいと背景

 東部地域は県内有数の稲作地帯であり、畜産農家の自給飼料増産と耕種農家の転作による所得向上を目的に早くから飼料稲生産が行われています。
 今後も継続して飼料稲の生産・利用を推進するためには耕種農家と畜産農家の合意形成が重要です。そこで、双方参集のもと実績検討会を開催して、その年の振り返りと次年度の取組計画を確認しています。生産者と利用者が顔を合わせ、意見交換を行うことで信頼関係構築の一助にもなっています。

2 取り組み内容

 3月10日に館林市の酪農家と耕種農家による取組の実績検討会が開催されました。資材費や燃油代の高騰により、コントラクターへの収穫作業委託料が値上げされることとなりましたが、酪農家と耕種農家の双方が負担することで同意され、前年と同じ面積で契約が結ばれました。渡良瀬地区では次年度から高糖分高消化性飼料稲である「つきすずか」を栽培することとなりました。「つきすずか」をすでに栽培してる地域では、発酵品質や嗜好性について高い評価を得ており、稲WCSのさらなる品質向上が見込まれます。普及指導課からは飼料稲の栽培特性や実証ほの成績等について情報提供を行い、良質な飼料稲WCSの生産を促しました。
 館林市以外の3組織についても実績検討会を開催する予定となっていましたが、新型コロナウィルスの影響により、書面開催としたり開催時期を検討したりしている状況です。そのような状況ではありますが、次年度も同様に取組が継続する見込みとなっています。

3 今後の方向

 引き続き、現地に適応した栽培管理技術や品種、収穫時期の検討を行い、高収量・高品質な飼料稲生産推進を支援していきます。館林市では実績検討会を開催できましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響によりこうした会議が開催できていない組織もあります。長期的に取組が続くよう、畜産農家と耕種農家の双方から情報を収集し、バックアップをしていきます。

出穂期の「つきすずか」の写真
出穂期の「つきすずか」

実績検討会の様子の写真
実績検討会の様子