【5月】イチゴ育苗の基礎を学ぶ新規栽培者講習会を開催～イチゴ新規栽培者が増加しています～

　JA太田市管内では近年イチゴの新規栽培者が増加しています。イチゴ栽培において最も重要となる育苗について基礎から学ぶための講習会を開催しました。

1　ねらいと背景

　JA太田市は古くからのイチゴ産地ですが、高齢化による栽培面積の減少傾向にありました。このような中、新規就農者の他、ホウレンソウ等の他品目生産者が経営品目の一つとして新規にイチゴを取り入れる動きもあり、近年イチゴ栽培者が増加しています。一方、イチゴ栽培において収益性を左右し最も重要となる育苗は、高い技術と細やかな管理が必要で、新規栽培者にとって大きな課題であるため、育苗の基礎から学ぶための栽培講習会を開催しました。

2　取り組み内容

　JA太田市いちご部会主催で初めての試みとなる育苗に関する栽培講習会を開催し、新規栽培者を含め14名が参加しました。講習会では、まず普及指導課から、イチゴの収益性を高めるための育苗方法や「やよいひめ」の特性に合わせた管理等について説明し、続いて、資材メーカーから育苗期の高温対策資材の紹介がありました。
　その後、部会長の育苗ほ場において、実際の育苗状況について詳細な説明があり、参加者からは施肥やかん水方法等の質問が多く寄せられました。

3　今後の方向

　新規栽培者も含めて産地全体での健苗確保に向けて、JAと連携して定期的な巡回指導を行っていきます。また、JA部会内においても新規栽培者増加により産地が再度盛り上がる期待感もあり、産地振興に繋がるよう機運を捉えて支援していきます。

イチゴ育苗の基礎を学ぶ

部会長による育苗状況の説明