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やえがさたより2020年12月号

更新日:2021年5月19日 印刷ページ表示

高病原性鳥インフルエンザ発生防止について

今年度、養鶏農場において高病原性鳥インフルエンザが各地で多発しており、野鳥からも同様に高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されています。
 これまでに例のないほどの感染リスクが極めて高い状況です。農場での高病原性鳥インフルエンザ発生防止のために、野生動物の侵入防止対策のほか、農場内や畜舎内へのウイルスの持ち込み防止対策として以下の点に注意をお願いします。

  1. 農場内への進入車両は全て消毒
  2. 農場周辺および畜舎周辺に消石灰等の散布
  3. 防鳥ネット破損箇所の修繕および畜舎出入り口の常時閉鎖
  4. 畜舎毎の専用長靴と専用作業着の設置
  5. 長靴は畜舎内と畜舎外で使い分ける(鶏舎内専用と鶏舎外専用)
  6. 畜舎内に入る際は「手・指」の消毒(アルコールスプレー、専用手袋)

豚熱(CSF)発生防止のために

 野生いのししでの豚熱(CSF)感染確認は県内で82例が確認されており、本県に豚熱(CSF)ウイルスは広く浸潤してる状況です。農場での豚熱(CSF)発生防止のために、野生動物の侵入防止対策のほか、農場内や畜舎内へのウイルスの持ち込み防止対策として以下の点に注意をお願いします。

  1. 農場内への進入車両は全て消毒
  2. 農場周辺および畜舎周辺に消石灰等の散布
  3. 防護柵および畜舎出入り口の常時閉鎖
  4. 豚舎毎の専用長靴と専用作業着(ヤッケズボンなど)の設置
  5. 長靴は畜舎内と畜舎外で使い分ける(豚舎内専用と豚舎外専用)
  6. 畜舎内に入る際は「手・指」の消毒(アルコールスプレー、専用手袋)

(1)豚熱(CSF)ワクチン接種について

【肥育豚(子豚)】接種日齢が重要!!

  • 50~60日齢(8週齢以上)でのワクチン接種を継続します。
  • 50日齢以下の若齢豚での接種ではワクチンブレイクにより免疫効果はありません。
  • 子豚へのワクチン接種日齢は極めて重要です。

繁殖豚

・今後は年1回の追加接種となります。

ワクチン未接種の導入豚

・導入後、直近の子豚接種時に一緒に接種を行います。

(2)豚熱(CSF)抗体検査について

 今後、ワクチンテイク状況を把握するため、年2回(6ヶ月毎)農場採血を行います。採血頭数は1回に繁殖豚10頭、肥育豚(4ヶ月齢以上)20頭です。

Bvd検査について

 牛の伝染性疾病である「牛ウイルス性下痢(Bvd)」は、死流産や繁殖成績の低下など生産性に多大な影響を及ぼし、近年の摘発件数が全国的に増加しています。また、Bvdの持続感染牛(Pi牛)は、農場内で継続的にウイルスを排泄し、他の牛への感染や新たなPi牛産出の原因となります。
 本県では、今年度も県内全域での全戸検査を県央ク-ラ-ステイション(CS)、および組合CSに搬入される生乳で実施しています。今年度第2回のBvdバルク乳検査(ローリー検査)を1月25日に県央CSにて実施します。検査結果が陽性の場合には、該当農場へ連絡し、個別検査を行います。ご承知おきください。

年末年始の死亡牛BSE検査受付について

 家畜衛生研究所では、以下の1~3の条件に当てはまる死亡牛についてBSE検査を実施しています。

  1. 96か月齢以上の死亡牛
  2. 生前に歩行困難、起立不能、神経症状等があった48か月齢以上の死亡牛
  3. BSEを疑う症状のあった全月齢の死亡牛

 年末年始の検査受付は次のとおりです。30日は検査を受け付けます。
 受付時間は9時00分~16時00分です。

 令和2年

  • 12月27日(日曜日) 休み
  • 12月28日(月曜日) 受付
  • 12月29日(火曜日) 休み
  • 12月30日(水曜日) 受付
  • 12月31日(木曜日) 休み

 令和3年

  • 1月1日(金曜日) 休み
  • 1月2日(土曜日) 休み
  • 1月3日(日曜日) 休み
  • 1月4日(月曜日) 受付

群馬県畜産共進会の結果について

乳牛の部

令和2年11月20日(金曜日) 群馬県畜産試験場
管内出品牛の成績は以下のとおり。

名誉賞受賞牛
部門 名号 市町 氏名
シニア ファイン ヒーローズ ダッチ 太田市 遠坂和仁 氏
ジュニア ファイン ブレイク シーチェル 太田市 遠坂和仁 氏
管内出品牛の成績
区分 成績 名号 市町 氏名
第1部 優等2席 ファイン ミッシー ダッチ 太田市 遠坂和仁 氏
第2部 優等1席 フロンティア ドアミー ジュリア みどり市 石原玄明 氏
第3部 2等1席 サニーファースト スパークリング パドマ みどり市 大沢直弥 氏
第5部 優等1席 ファイン テンバー スターライト 太田市 遠坂和仁 氏
第5部 1等1席 サニーファースト レインジャー ファンタジア Red みどり市 大沢直弥氏
第5部 2等1席 ファイン ハイオク リトアース 太田市 遠坂和仁 氏
第6部 1等2席 リスペクト ドアマン バネッサ みどり市 三輪圭吾 氏
第7部 優等1席 リスペクト クラーク チャペル Et みどり市 三輪圭吾氏
第8部 2等2席 ファイン ドア ダッチ 太田市 遠坂和仁 氏
第9部 1等1席 ノースドリーム アストロ ドアマン エイジ みどり市 三輪圭吾 氏
第10部 優等1席 ゴールドリンク R オーソン レスト 桐生市 株式会社センユウファーム
第11部 優等1席 ファイン ヒーローズ ダッチ 太田市 遠坂和仁 氏

畜産農家におけるクロピラリド対策について

 海外で使用されている除草剤成分(クロピラリド)が残留した輸入飼料(粗飼料、穀類、ふすま等)を家畜に給与すると堆肥を通じて園芸作物等に生育障害が発生することがあります。クロピラリドが原因と疑われる生育障害の発生事例は、本県を含む19県より76例が報告されていますが、「被害を受けやすい作物」に一部変更がありましたので、クロピラリド対策について再確認をお願いします。

  • 輸入飼料を購入する際は、購入先にクロピラリド使用の有無を確認しましょう。
  • クロピラリド残留の可能性がある堆肥を販売する場合は、被害を受けやすい作物には使用しないよう伝えましょう。

被害を受けやすい作物:ナス科、マメ科、キク科、セリ科作物等
※変更例(レタス類:耐性中→耐性弱、ズッキーニ:耐性中に新規追加)

堆肥生産管理の注意点について(食中毒の発生防止)

 農林水産省では、生鮮野菜を衛生的に保ち、微生物による食中毒の発生を防ぐため、「野菜の衛生管理指針」を作成しております。
 栽培に用いる堆肥の生産管理については、以下の点に注意する必要があるため、堆肥生産の参考にしていただくとともに、野菜生産者から問い合わせがあった際は情報提供(適切な管理ポイントを満たしている堆肥であること等について説明)のご協力をお願いいたします。

製造工程

  • 水分調整や定期的な切返しを実施し、十分に発酵させる
  • 堆積物の内部温度を測定し、55度以上が3日間続いていることを確認する

できた堆肥

  • 褐色から黒褐色になっていることを確認する
  • 原料の家畜ふんの臭いがほぼなくなっていることを確認する
  • 手触りがさらさらであることを確認する

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