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やえがさたより2022年3月号

更新日:2022年3月22日 印刷ページ表示

定期報告書の提出をお願いします!!

 家畜伝染病の発生予防やまん延防止等を図るため、年に1回、飼養衛生管理状況の報告が義務付けられています。未提出の方につきましては、家畜保健衛生課からお送りした書類に必要事項を記入の上、期限内の提出をお願いします。

対象家畜

家畜伝染病予防法で定める家畜
牛、水牛、馬、鹿、めん羊、山羊、豚、いのしし、鶏、あひる、うずら、きじ、ほろほろ鳥、七面鳥

飼養頭数

1頭、1羽以上

教育(学校動物)、愛玩用(ペット)、観賞用、展示(動物園等)も含みます

基準日

令和4年2月1日現在

報告期限

令和4年3月31日まで

注意事項

  • 農場平面図、埋却地確保状況が未報告の方は、必ず提出をお願いします。また、畜舎等の増改築や増頭等を行った場合は、再度の提出が必要です。
  • 未報告の場合や飼養衛生管理基準が遵守されていないと判断された場合は、農場で伝染病が発生したときに国から支給される手当金が、減額または不支給となるおそれがあります。

豚熱ワクチンの適時接種に向けて

 農場によって繁殖豚の免疫状態が大きく異なっていること、また同一農場でも繁殖豚の間で免疫状態の大きなバラツキがあることから、離乳豚について県内全体で統一した適切な接種日齢を示す事は極めて困難です。繁殖豚の新たな導入・更新に伴い、このバラツキ度合いは更に広がりつつあります。
 そのため重要な事は、定期的な免疫状態のモニタリング検査です。
 繁殖豚での産歴毎の抽出検査およびワクチン接種を実施している離乳豚日齢とその前後の発育ステージで、適時の接種が実施出来ているかを常にチェックする必要があります。少なくとも年2回のモニタリング検査を行うようにして下さい。

飼養衛生管理マニュアルの作成について

 牛、豚、鶏を飼養している農場は飼養規模に関係なく全戸を対象として「飼養衛生管理マニュアル」を作成しなければなりません(法律で義務づけられています)。
 このマニュアルは、農場従業員以外にも外部からの訪問者、飼料運搬業者、出荷業者、診療等の獣医師、人工授精師(牛)など農場内に出入りする人や車両の入場手順、消毒方法など、写真等を用いて分かりやすく提示するものです。
 簡単に作成するためのひな形が農林水産省ホームページにありますので、ダウンロードして自分の農場バージョンを作成して下さい。
 「1-3」に農場における飼養衛生管理マニュアル例が掲載されています。

飼養衛生管理基準について(農林水産省ホームページ)<外部リンク>

飼養衛生管理・自己点検アプリへ登録してください

 豚熱(CSF)の発生後、群馬県では日頃の飼養衛生管理について日々の自己チェックを行うための「LINEアプリ」を運用しています。
また、この「LINEアプリ」には様々な情報もいち早く養豚農家へ届けるために情報発信のツールとしても活用しています。詳細は別添のリーフレットでご確認下さい。
 LINE登録には、既に農場へ郵送した「農場ID」が必要です。IDが不明など分からない場合には家畜保健衛生所までご連絡下さい。
 是非登録をお願いします。

野生いのししの豚熱感染状況について(令和4年3月10日現在)

 東部管内で今年度実施した野生いのししの豚熱検査頭数は次のとおりです。

管内で捕獲された野生いのししの豚熱感染状況
市町名 検査頭数 陽性頭数 最終陽性確認月
太田市 61頭 5頭 令和4年2月
桐生市 37頭 4頭 令和3年11月
みどり市 49頭 0  
147頭 9頭  

 今年に入ってから太田市での確認が増えてきています。農場の近隣までウイルスが近づいてきている事を前提に対策して下さい。
防護柵周囲に野生いのししが近づかないよう柵外側・衛生管理区域内の除草、また柵の消毒等、柵にウイルスが付着している可能性を考慮した対策をお願いします。

高病原性鳥インフルエンザ発生中

 令和3年度は家きんでは10県16事例で発生、野鳥では7道府県55事例で高病原性鳥インフルエンザが確認されています。野鳥については、昨年度の18道県58事例の確認とほぼ同じ状況です。野鳥からのウイルス侵入防止対策の他、人、車両、資材等から衛生管理区域内、さらに畜舎内への持ち込みを防止する対策を継続強化してください。

  • 衛生管理区域内、畜舎周囲への消石灰散布
  • 専用長靴への履き替え(畜舎内と畜舎外)
  • 専用作業着への着替え(畜舎内と畜舎外)
  • 手指消毒(畜舎出入口と農場出入口)

県外導入牛のヨーネ病検査について

 県外からの導入牛はヨーネ病検査を行います。また、県内家畜市場から購入した牛でも県外農場からの導入牛であれば検査対象となります。導入予定のある場合もしくは導入したら早めに家保へご連絡下さい。
 また、公共牧場等の放牧予定牛についてもヨーネ病検査の対象となります。予定のある場合には事前に検査を受けるようにして下さい。

牛ウイルス性下痢(BVD)について

 県内の全酪農場を対象として、年2回生乳を用いた検査を実施しています。新たな感染牛の摘発は少なくなってきています。
 この疾病の主な侵入ルートは、持続感染牛の導入牛(または妊娠導入牛の産子)として農場内に入り込みます。持続感染牛が農場内にいるとウイルスを常時拡散させ、近隣の妊娠牛に被害を及ぼします。そのため牛を導入する際には、ヨーネ病と併せてBVD検査をお勧めします。
 また、BVDはワクチンが販売されており、予防することが可能な疾病です。ただし、注意事項として妊娠牛へのワクチン接種は不活化ワクチンを使用する必要がありますので、必ず獣医師の指示のもとでご使用下さい。

令和4年度牛定期検査について

 令和4年度の牛定期検査は『太田市新田地区』、『みどり市笠懸地区』、『みどり市東地区』、『千代田町』、『板倉町』で行いますので、ご承知
おき下さい。日程等については、改めてお知らせします。

令和4年度 浅間家畜育成牧場の入牧について

 令和4年度入牧牛の募集につきましては、ご協力いただきありがとうございました。現在とりまとめを行っているところですが、希望頭数が多い場合には、やむを得ず調整させていただくこともありますのでご了承ください。

令和4年度の入退牧予定

令和4年度の入牧は、以下のとおり予定されています。

実施日(該当牛がいる場合は同日に退牧)

令和4年度浅間家畜育成牧場入退牧予定
入牧区分 入牧日 対象
春入牧 4月20日(水曜日) 西部、吾妻、利根沼田
春入牧 5月18日(水曜日) 中部、東部
夏入牧 6月22日(水曜日) 県域
夏入牧 7月20日(水曜日) 県域
夏入牧 8月24日(水曜日) 県域
夏入牧 9月21日(水曜日) 県域
秋入牧 10月19日(水曜日) 県域/一斉退牧日

配分頭数

年間牛 36頭(春入牧26頭、夏入牧6頭、秋入牧4頭)
夏季牛 12頭(春入牧~夏入牧)

※家保だより12月号で「次年度から毎月入牧を可能とする予定」とお知らせしましたが、1年先送りとなりました。ご承知おきください。

群馬県原乳品質改善共励会について

 令和4年3月14日(月曜日)農協ビル1階大ホールにおいて、群馬県牛乳販売農業協同組合連合会主催の令和3年度第64回群馬県原乳品質改善共励会の表彰式が開催されました。
 東部管内では以下の生産者が受賞となりました。

上位入賞者

  • 群馬県知事賞:みどり市 石原 玄明 氏
  • 関東生乳連会長賞:太田市 茂木 信夫 氏
  • 関東乳業協会賞:みどり市 三輪 圭吾 氏

特別奨励賞

  • みどり市 石原 玄明 氏
  • みどり市 三輪 圭吾 氏
  • みどり市 小林 利信 氏

 日頃の搾乳作業の積み重ねにより、どなたでも受賞の機会があります。
 搾乳衛生や乳房炎対策に努め、新鮮で良質な原乳の生産を心掛けましょう。

堆肥散布は注意して行いましょう

 これからの季節は、田畑や草地などへの堆肥散布作業が行われる時期になります。農作物の健全な生育にとって重要な作業ですが、例年「悪臭」など堆肥の散布による苦情が発生しやすい時期でもあります。堆肥を散布する際は、以下の点に注意してください。

  • 十分に発酵した堆肥を散布し、散布後は速やかにすき込みを行う。また、搬出先の耕種農家に速やかなすき込みを依頼する。
  • 一時的に田畑等に堆積して保管する場合は、悪臭の発生や堆肥の流出等を防ぐためにシート等で覆う。
  • 必要に応じ、堆肥を散布することを事前に周辺住民に知らせて、理解を促す。

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