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木を使おう

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

木造住宅の良いところ

強い材料

 スギ材を同じ重さの鉄と比較すると圧縮の強さは約2倍、引張りの強さは約4倍もあります。

火に強い

 木材は短時間の加熱では変形しません。断面が大きい木材は表面が燃えても中心まで火が及ぶのに時間がかかるため、短時間で家が崩れ落ちることはありません。鉄は熱が加わると急速に強度が低下して重い屋根を支える柱や梁が曲がってしまいます。

耐久性がある

 木材は乾燥と通風をよくすれば半永久的に長持ちします。私たちのまわりでも100年以上経過した木造住宅はたくさん残っております。

快適である

 木材は湿度が高くなると湿気を吸収し、湿度が低くなると放湿して周りの湿度を自動的に調節してくれます。したがって、部屋の内装に木を使うと快適な住環境が得られます。

情緒が安定

 色、触感、香りなど木材は刺激が少なく人に優しいため、情緒的にも良い材料として評価されています。木の香りには精神的に鎮静作用があるとされています。

木材・木造住宅は炭素を蓄える

 木材はたくさんの炭素を蓄えることができます。町の中に木造住宅を建てるということは第2の森林があるといってもよいでしょう。

 その他の木の家の効果について(群馬県木材組合連合会)<外部リンク>

ふるさとの木で家を建てよう

  • 群馬の木を使うことが群馬の森をまもります。
  • 家を建てるには、そこに近い場所で育った木を使うのが良いと言われています。

 群馬の森林は、約4割にスギやヒノキが植林されています。この森林は放っておくと荒廃してしまいます。人の手で下刈りや間伐を行いながら、木を伐って使い、また植えるという繰り返しを続けていかないと森林がもっている機能が低下し、山の表土が流出したり環境破壊を招くことになります。県産材を利用することは私たちの環境を守ることになるのです。

 このため、群馬県では「ふるさとの木を使おう」を合い言葉にさまざまな取組をしています。

山の木が木材になるまで

1.素材生産(立木を伐採して丸太にする)

(1)伐採

 山でチェーンソーなどで木を切り倒し、枝を払って、必要な長さに玉切ります。また、枝がついたまま一定期間放置して木材を乾燥させる「葉枯らし」する技術も昔から行われています。

(2)集材

 伐採した木を機械を使って吊り上げ引っ張り出します。最近は高性能林業機械を使って枝がついた木を集材することがあります。

(3)造材・集積

 集材した枝がついている木材をチェーンソーまたは高性能林業機械で、枝払いと玉切りを行い、丸太を集積します。

(4)運搬

 集積した丸太をトラックに積み込み、素材市場へ運搬します。

(5)素材市場

 運搬された丸太は太さや長さごとに選別され、丸太の山をつくり、競り市にかけられます。

2.製材加工(丸太から柱や板に変身)

(1)製材

 原木市場で購入した原木を帯鋸による製材機により、柱や板に加工します。

(2)乾燥

 製材した木材が水分を多く含んでいると曲がったりねじれたりするので、野積みにして天然乾燥したり機械で人工乾燥させます。

(3)製品出荷

 製材工場で製材された製品は製品市場で競り売られたり、直接大工・工務店に出荷されます。

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