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【2月】イチゴ新規生産者早期定着に向けた重点支援~栽培講習会、IPM巡回の実施~
更新日:2023年3月14日
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JA太田市いちご部会では、近年新規生産者が増加しています。普及指導課では新規生産者の早期定着、経営の安定化を目的とした重点的な支援を行っています。
1 ねらいと背景
JA太田市は古くからのイチゴ産地ですが、高齢化による栽培面積の減少傾向にありました。このような中、新規就農者の他、ホウレンソウ等の他品目生産者が経営品目の一つとして新規にイチゴを取り入れる動きもあり、近年イチゴ生産者が増加しています。一方、新規生産者の早期定着には栽培技術のほかに病害虫管理や出荷調製技術など習得する技術は多岐にわたるため、普及指導課ではJA、メーカーと協力し、栽培講習会やIPM巡回など重点的な支援を行っています。
2 取り組み成果
JA太田市いちご部会では11月30日にイチゴ栽培講習会を開催し、7人の新規生産者を含め25人が参加しました。講習会では厳寒期以降の栽培管理や病害虫対策、GAPについて説明しました。JAからは出荷規格の説明があり、熱心に学ぶ姿が見られました。また、月に1度JA、メーカーと連携しIPM巡回を行い、天敵製剤の利用を中心とした病害虫管理の指導を行っています。
1月20日に行われたJA太田市いちご品評会では新規生産者が先輩の出品物を見てパック詰め技術の向上に努める姿も見られました。
3 今後の方向
引続き新規生産者の早期定着、経営の安定化を目的とし、JAなど関係機関と連携して定期的な巡回指導を行っていきます。
IPM巡回の様子
いちご品評会の様子