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【2月】農業機械安全研修会~刈払機の安全な使用・メンテナンスについて~
2月8日に法人を対象に農業機械安全研修を開催し、刈払機の安全な使用やメンテナンス等について説明が行われました。
1 ねらいと背景
刈払機は死亡事故こそ乗用トラクター等に比べて少ないものの負傷事故が多い農業機械です。事故例としては刈刃による手指の切断や飛散物による失明等があります。使用機会は多いものの安全対策が不十分で使用方法が適切でない場合も多くあり、このことから刈払機の安全対策や基本操作について群馬県立農林大学校より講師を招いて研修会を開催しました。
2 取り組み内容
2月8日に農事組合法人寺井の格納庫で構成員8名に対して研修を開催しました。はじめに作業中の事故や熱中症等についての事例や対策について説明されました。中でも作業をする際の服装については顔や眼を守るフェイスカバーやゴーグル等を着用しない等多くの農家で不十分でした。
メンテナンスについては各農家が使用している刈払機で実践しながら説明を受けました。中には一度もしたことがない農家もおり手間取る様子も見られました。刈刃・安定盤等の他にエアクリーナーやスパークプラグ等の交換時期の目安等についても説明を受けました。
普及指導課からは、昨年12月に管内で発生した農作業死亡事故について報告をしました。対策として事前に家族等に「いつ」、「どこで」、「何をするか」等を知らせておくことや、事故発生時の連絡手段を持つ事の必要性等を説明しました。
3 今後の方向
実践しながらの研修であり、農家からの反応はかなり良かったです。来年以降も実践型の研修を開催していきます。
実践しながら説明を受ける農家