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【11月】みどり市とまとクラブ加工講習会(第2弾)を開催
トマトのパウンドケーキの加工技術を伝授しよう
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
桐生地区農業指導センターではみどり市とまとクラブのパウンドケーキの加工講習会をとおして加工技術を後継する人材を掘り起こすとともに、参加者へトマト加工技術の伝承を図りました。
1 ねらいと背景
農村女性起業で、特にグループ経営をしている起業は高齢化による活動停滞や後継者の確保が課題となっています。みどり市とまとクラブもこの課題を抱える起業の1つであり、高齢化や新型コロナウイルスの影響などから活動中止の局面にあります。みどり市とまとクラブの加工技術の伝承と後継者確保に向けて、第1弾のトマトジャムとソースの加工講習に引き続き、第2弾ではトマトのパウンドケーキの加工講習を実施しました。
2 取り組み内容
加工講習会は10月21日に開催し、トマト農家やみどり市地域おこし協力隊、社会福祉法人の職員など加工に取り組む、または、今後取り組む予定のある3名が参加しました。みどり市とまとクラブ会員3名を講師にトマトのパウンドケーキの加工実習を行い、生地の泡立て方、ドライトマトの処理方法、パウンドケーキのカットや包装方法など各工程ごとに指導いただきました。参加者からは「作る工程を知るとその価値がよくわかる」「生地作りがお菓子には大切と知った」「パウンドケーキをきれいに切るのはコツを覚える必要がある」などの感想がありました。
また、会員からパウンドケーキの配合を決めるために多くの試作をしたことやパッケージの改良を重ねたことを伺い、参加者へ商品づくりの難しさとやりがいを伝えることができました。
3 今後の方向
加工講習会をとおして、トマト加工技術の後継者の掘り起こしと確保を目指します。また、参加者でトマト加工に取り組む方への技術支援をみどり市とまとクラブと連携して行っていきます。
参加者が生地を作る様子
ケーキカットを教える様子