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【11月】干し芋づくり養成塾の開催
中山間地農業を担う新たな担い手の育成
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
みどり市東地域で第2回干し芋づくり養成塾を行いました。普及員や先輩農業者からの説明のあと、収穫作業を実習し、収穫や保存の方法を学ぶとともに、先輩農業者や参加者で意見交換を行いました。
1 ねらいと背景
中山間地である東地域の農業の担い手育成として、地域の特産品である干し芋の新規担い手育成を目指し、みどり市農業委員会と連携して数年前から干し芋づくりの講習会を開催しています。本年度第2回目は、先輩農業者から学ぶ内容として、地域での収穫後の保存方法、保存時のポイントについて行いました。新規でサツマイモの栽培を始めた方も試作等含め7名ほどおり、自身の栽培管理や今後の農業経営に活かしてもらうことをねらいとしました。
2 取り組み内容
令和2年10月24日(土曜日)に今年度第2回目の干し芋づくり養成塾を開催しました。東地域の干し芋生産者ほ場で開催し、当日はみどり市の広報で募集した塾生22名の他、地域おこし協力隊員や市の関係者等が加わり、40名以上の出席者となりました。
開講式を行った後、当センターから一般的な収穫後の保存方法や、鳥獣害対策等について説明し、その後講師の生産者がこの地域での保存方法等、工夫している点、今年度の鳥獣害の状況等について説明しました。その後、つる刈りやトラクターでの掘り起こしの実演、参加者全員で収穫を行い、作業の合間に参加者と生産者とで情報交換を行いました。
3 今後の方向
令和2年度の干し芋づくり養成塾は、このあと12月に加工について開催する予定です。今後も参加者の農業経営に活かせるような情報提供と、地域の生産者と参加者との繋がりを深められるような講座を開催していきます。
サツマイモ収穫の様子
サツマイモ保存方法についての説明の様子