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【12月】酒米・吟醸粉の活用を地域に広げよう

更新日:2020年12月22日 印刷ページ表示

新型コロナウイルスに負けない普及活動を

東部農業事務所 桐生地区農業指導センター

 11月25日に予定していた酒米・吟醸粉の加工適性講習会及び加工活用検討会を新型コロナウイルスの拡大により中止としましたが、酒米・吟醸粉の活用者の課題解決や新たな活用希望者の掘り起こしにつなげていきます。

1 ねらいと背景

 桐生みどり地域では、耕作放棄地をなるべく発生させないよう、契約取引で安定した価格や販売先が確保できる酒米の作付を推進しています。地域では地酒のほか、甘酒や菓子、石けんなども誕生しましたが、事業者等から酒米や吟醸粉の特性や具体的な活用事例を知りたい、加工に際しての取扱い留意点について意見を交換できる場が欲しいと要望があり、酒米・吟醸粉の加工適性講習会及び加工活用検討会を計画しました。

2 活動の経過

 地域での酒米・吟醸粉の活用が広がるように酒米・吟醸粉の研究に精通する農研機構の研究者へ講師依頼し、内容は第1部で酒米や吟醸粉の知識を深めるための講習会を、第2部でそれらを活用した商品等の試食と意見交換をする検討会を予定しました。既に酒米・吟醸粉を活用している加工者から活用に関しての課題や疑問などの意見を集約し、検討会で有意義な意見交換ができるよう準備しました。また、新たな活用希望者の掘り起こしを図るため、女性起業者の他、商工業者へも周知を行い、参加予定者は53名となりました。
 しかしながら、開催直前に桐生みどり地域の新型コロナウイルス新規感染者数が急増し、参加者への感染リスクを回避するためにやむを得ず中止としました。
 参加予定者からは「残念だが仕方がない」「先生に質問したいことがある」「新規事業の立ち上げに検討している商材だった」「吟醸粉を活用したい」などの意見がありました。それを受けて、当センターでは配布予定だった資料や吟醸粉サンプルを参加予定者へ提供し、講師のやりとりを中継することで、講習会等で予定していた内容を補うこととしました。

3 今後の予定

 講習会・検討会は中止となりましたが、今後は講師とのやりとりを通じてこれまでの酒米・吟醸粉活用者や新規希望者への加工活用のフォローアップを行います。そして、地域産物を活用した新たな加工品の創出につなげていきます。

加工活用検討会で予定していた試食品の写真
加工活用検討会で予定していた試食品