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【9月】酒米現地ほ場巡回開催

更新日:2021年9月27日 印刷ページ表示

生産者と実需者で栽培状況を確認

東部農業事務所 桐生地区農業指導センター

 桐生地区農業指導センターでは、作付推進している酒米の生産者や作付品種・面積が今年度も増加したことから、栽培状況の確認と、生産者・実需者・関係機関の情報交換の場づくりとして8月19日(木曜日)ほ場現地巡回を行い、28名が参加しました。

1 ねらいと背景

 桐生・みどり地域では、耕作放棄地を未然に防ぐ体制を作るため、実需との事前契約で安定的に生産・販売できる酒米を取り上げ、作付を推進しています。
 栽培は平成28年度2戸50アール(舞風)から始まり、令和3年度は7戸462アール(五百万石、舞風、若水)となり年々増加しています。今後、品質・収量の向上を図り、生産から出荷までの円滑な体制づくりを行うためには生産者・実需者・関係機関同士の連携が重要であると考え、関係者によるほ場現地巡回を開催することとなりました。

2 取り組み内容

 ほ場巡回は新里・大間々・東地区5ほ場、3品種(五百万石、舞風、若水)を選定し、以下の内容で行いました。巡回の合間には、生産者が草姿や出穂の様子から次年度の作型や肥料設計について相互に情報交換する様子、実需者と交流している様子が伺えました。

説明内容

  • 耕種概要と栽培に当たっての感想について(生産者)
  • 今後の栽培管理について(指導センター)
  • 検査及び出荷に関しての留意点(JA)

参集者

 酒米生産者、市・農業委員会(桐生・みどり)、JA、JA全農ぐんま、酒造会社、産業技術センター、指導センター 計28名

3 今後の方向

 今後も生産や販売に関する情報を関係者で共有しながら、産地づくりを目指していきます。また、今回、栽培に興味のある農家も参加し、地域からも注目されるようになってきたことから、耕作放棄地を未然に防ぐ体制づくりの活動についても継続して周知していきます。

現地巡回の様子の画像
現地巡回の様子

若水(左)と五百万石(右)の画像
若水(左)と五百万石(右)