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【12月】桐生市酒米生産組合誕生
みどり市酒米生産組合とともに 生産者と実需者で生産会議を開催
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
令和3年11月16日、桐生市新里町の酒米生産者5戸による桐生市酒米生産組合が誕生しました。また、同日に桐生市酒米生産組合、みどり市酒米生産組合、酒造会社、JA全農ぐんま、JAにったみどり、桐生地区農業指導センターが参集して桐生・みどり地域酒米生産会議を開催し、今年度産の評価確認と来年度の作付けに向けた調整を行いました。
1 ねらいと背景
桐生地区農業指導センターでは、地元の酒造会社等と契約栽培で安定的に取引ができる酒米の作付けを推進し、耕作放棄地発生の未然防止や農家の所得確保、地酒創出による地域振興につなげています。酒米の作付けは平成28年度みどり市の2戸50アールから始まり、桐生市への普及も進み、令和3年度は7戸496アールの栽培となりました。令和4年度は9戸700アール程度の作付けが見込まれています。
みどり市では平成29年度にみどり市酒米生産組合が設立されていますが、桐生市でも栽培者・面積が増加してきたことから、今回、桐生市酒米生産組合を発足させることとなりました。
2 取り組み内容
桐生市新里町では令和4年度から新たに2戸が栽培に加わり、生産者が5戸になることから、生産体制を整えるため11月16日に桐生市酒米生産組合が設立されました。組合設立後、桐生・みどり地域の酒米関係者で生産会議を開催し、令和3年産の収量や品質、実需者からの評価について情報交換を行いました。また、来年度の作付けに向けて面積や出荷方法、作付前までのほ場準備について確認しました。実需者である酒造会社からは粒の大きさや心白の入り具合、酒にした際の溶けやすさなどについて評価をいただきました。
3 今後の方向
桐生みどり地域で2つの酒米生産組合が設立されたことから、今後は相互に情報交換を図って良品質安定生産に向けて研鑽を重ねるほか、実需者とのつながりを積極的に持ち、顔の見える産地づくりを行っていきます。
生産会議の様子
地域・品種ごとに品質確認