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【5月】第1回桐生みどり酒米栽培に関する情報交換会開催

更新日:2022年6月13日 印刷ページ表示

酒米産地を目指して 横の連携を

東部農業事務所 桐生地区農業指導センター

 指導センターでは、管内の酒米生産者及びJAにったみどり職員、群馬産業技術センター職員を参集し、当地域で初となる第1回桐生みどり酒米栽培に関する情報交換会を4月20日(水曜日)に開催しました。

1 ねらいと背景

 当センターでは、持続的な水田活用や地域産業の活性化を目指して酒米の作付けを推進しており、地元の酒造会社や商工業者と連携した地酒づくりにつなげています。みどり市酒米生産組合に続き、令和3年度は桐生市でも酒米生産組合が設立され、令和4年度は9戸(社会福祉法人含む)、7.3ヘクタールで酒米の作付けが予定されています。
 今後、品質・収量の向上を図り、円滑な生産から出荷までの体制をつくるには生産者や関係機関同士の連携が益々重要となります。そこで今回、酒米栽培に関する技術情報の共有と生産者同士の横の連携を深めることを目的に会を開催しました。

2 取り組み内容

対象者

桐生市酒米生産組合(5名)、みどり市酒米生産組合(3名)、社会福祉法人

内容

  • 酒造好適性から見る令和3年産酒米の分析値と品質について(産業技術センター)
  • 令和3年産玄米の品質と収量について、令和4年産作付計画と栽培のポイント、実証ほの設置計画について(指導センター)
  • 種子の配布について(JAにったみどり)

 生産者からは、分析値の評価方法や「低タンパク、適度な心白、大粒」となる酒米づくりについて質問がありました。また、分析値の良い農家から栽培方法について紹介してもらい、相互に意見交換を行いました。

3 今後の方向

 品質分析の結果では、千粒重やタンパク質含量、消化性など他産地産と比較して概ね良い結果が得られました。一方で品種毎に工夫した方が良い点も考察され、次作に活かすことが必要となっています。指導センターでは、産地づくりに向けた盤石な生産体制を築けるよう、こまめな栽培情報の提供と生産者と実需者間、関係機関との連絡調整を行い支援を行っていきます。

産業技術センター職員による分析結果の紹介画像
産業技術センター職員による分析結果の紹介