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【5月】単為結果性ナスの現地研修会を開催しました
更新日:2022年6月13日
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単為結果性ナスの普及・技術確立に向けた取り組み
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
単為結果性ナスの安定生産に向けて現地研修会を開催したところ、活発な意見交換が行われ、生産者と関係者間で栽培技術・課題について情報共有することができました。
1 ねらいと背景
JAにったみどり管内(桐生市・みどり市)では、令和4年度に施設ナス生産者の約4割(43名)が単為結果性ナス品種「TNA-168」を導入しています。本品種は管内で3年前から試作しており、省力化や生産コスト低減等の効果が認められる一方、奇形果の発生や収量に課題が残っていました。
2 取り組み内容
指導センターでは、栽培上の課題解決に向けて実証ほを設置するとともに、JAと連携し、種苗メーカーを招いて4月27日(木曜日)に現地研修会を開催しました。研修会には34名の農家が参加し、種苗メーカーからは、栽培特性に基づく今後の管理の注意点を、普及センターからは土壌中および植物体中の硝酸イオン濃度と奇形果の発生との関連などを実証ほ等の調査結果に基づいて説明しました。参加者からは、複芽の処理方法や肥培管理の方法などについて活発な意見交換が行われ、生産者と関係者間で栽培技術・課題について情報共有することができました。
3 今後の方向
実証ほの生育調査や現地研修会等を通して、生産者とともに本地域での単為結果性ナスの栽培技術確立に向けて継続して取り組みます。
現地研修会の様子
順調に生育した単為結果ナス