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【7月】6次産業化研修会の開催

更新日:2019年7月30日 印刷ページ表示

館林地区農業指導センター

管内若手農業者にむけた6次産業化推進に当たり、米・麦・大豆の栽培・粉加工販売を行っている管内の若手農家を講師とした「6次産業化研修会」を開催しました。6次産業化を進めるに当たっての問題点や、イベントや商談会などでの体験談の講演後、製品・2次加工品の試食、意見交流を行いました。

1 ねらいと背景

邑楽館林地区では過去に、地域生産物となったニガウリの加工、メニュー開発PRやドライ野菜・果実の加工や2次加工品開発PRなどを農商工連携の中で推進してきました。このことや、小中規模の家族経営農家が多い背景があり、個人で加工を行う農家や6次産業化を目指している農家は少ない状況にあります。そこで、身近な同世代の農業者の6次産業化事例を学ぶことで、若手農業者の加工や販売に対する意識を高め、あらたな起業農家を育成し6次産業化を推進するために、本研修会を開催しました。

2 取り組み成果

6次産業化研修会は7月5日(金曜日)に館林合同庁舎にて開催しました。当日の欠席もありましたが、参加者は若手農業女性や加工に興味のある若手農業者、市町担当者など15名が参加しました。
講師を依頼した間明田氏は米以外にも、水田転作作物として、小麦、ダイズ、ソバの栽培と粉加工を行っており、フロントランナー養成塾の6次産業コースに3年前に入塾、研修の中でダイズの加工品について検討し卒塾発表を行いました。
既存のダイズの加工品としては「きな粉」があり「同じ加工品では大手に勝てない」と独自の「大豆粉」について数十回の試作を行い開発し販売を開始しましたが、当初は全く売れませんでした。きな粉との違いや栄養価、利用例を説明し、学校給食の食材として栄養士さんへ紹介しメニュー化されたり、直売所やイベントでの直接販売を行いながら、並行して各種商談会に参加し、販売を拡大してきました。商談会では商品がわかるように試食品を必ず用意し、そこで得た感想を商品のブラッシュアップに生かしてこられた経験について講演後、再現した商談会用のディスプレイの前で試食、交流を行いながら質問に対応していただきました。
参加者からは「つくるだけでは売れない」「商品開発、販売の大変さがわかった」「自分の農産物の付加価値を高める方策を考えていきたい」等の感想がありました。

3 今後の方向

6次産業化の推進を図るため、若手にむけた農産物の付加価値向上のための加工や販売にむけたイベント・商談会参加準備研修などを開催し、起業農家の育成を進めていきます。

講習会風景の写真
講習会風景

試食しながら質問の写真
試食しながら質問

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