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【3月】「露地・ハウスナス天敵利用講習会」を開催

更新日:2020年3月18日 印刷ページ表示

東部農業事務所 館林地区農業指導センター

 館林地区農業指導センターとJA邑楽館林は、露地ナス及び施設ナス生産者を対象とした天敵利用講習会を開催しました。天敵利用における基礎知識や、天敵温存植物の活用などについて情報提供を行いました。

1 ねらいと背景

邑楽館林地域では、露地ナス・ハウスナス共に天敵製剤の利用を中心としたIPM防除体系の導入が進みつつあります。天敵を活用することでアザミウマ類などの害虫被害軽減や防除回数の削減といった成果が得られた生産者が居る一方で、天敵の使い方が分からない生産者や、うまく定着せずに成果が得られていない生産者もいます。そこで、天敵の基礎知識と活用方法を学ぶための天敵利用講習会を開催し、天敵利用の普及と技術向上を図りました。

2 取組成果

3月5日に露地ナス生産者向けの講習会を西邑楽と館林の2会場、3月6日に施設ナス生産者向けの講習会を館林1会場でそれぞれ実施し、計30名の参加がありました。参加者の半数以上は天敵をまだ導入していない生産者でした。
天敵製剤の特徴と導入前後の管理及び農薬散布の注意点などの基礎知識、導入時の経費例、アザミウマ類などの対象害虫の性質について説明すると共に、天敵温存植物を用いた土着天敵の活用方法についても説明しました。また、露地ナスでは5月中下旬から、施設ナスでは4月後半から天敵の放飼が始まるので、それに向けた管理・防除の計画立てについて、計画表を配布し呼びかけました。
生産者からは天敵の観察の仕方や天敵利用時の薬剤防除についてなど、質問や意見がありました。

3 今後の方向

講習会参加者からは天敵導入に前向きな声が上がっており、新たに天敵を導入する生産者を中心に今後もJAと連携しながら巡回指導を行います。また、今後は現地研修会を開催するなど、天敵利用技術の定着と向上への取り組みを継続していきます。

講習会の様子写真
講習会の様子

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