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【5月】気象庁の平年値更新に関する情報発信について

更新日:2021年5月25日 印刷ページ表示

東部農業事務所 館林地区農業指導センター

 館林地区農業指導センターは気象庁の平年値更新について、気象の変化と栽培への影響をとりまとめ、資料を作成しました。JA邑楽館林と連携し、JA各支所に掲示することで生産者へ発信しました。

1 ねらいと背景

 気象庁の用いる平年値の値は過去30年間のデータが用いられています。この平年値は10年に一度更新されており、今年度が更新の年となりました。一方で栽培の現場では、夏期の猛暑や台風、豪雨等の気象災害への対応が課題となっています。そこで、新旧の平年値を比較することにより、近年の気象の変化と予想される影響を「見える化」し、生産者に周知することとしました。

2 取組内容

新平年値に関する資料 野菜通信第31号写真
新平年値に関する資料 野菜通信第31号

 令和3年3月24日に、気象庁より平年値の更新に関する報道発表がありました。気象庁のホームページでは新平年値の解説のほか、気象官署における新平年値の値が公開されています。
 前橋地方気象台と熊谷地方気象台の平年値について、公開された新平年値とこれまでの旧平年値を比較し、特徴をとりまとめました。年平均気温が0.4度高くなり、降水量は秋~冬で2~5%多くなるなど、気象の変化を明らかにすることができました。また、この気象の変化により、病害虫の発生期間の延長や発生量の増加、春夏の水分不足が増加していることなどが考えられました。そこで、これらの情報を用いて生産者向け資料を作成し、JA邑楽館林の協力の下、令和3年4月27日からJA各支所に掲示する形で生産者へ発信することとしました。

3 今後の方向

 温暖化や気象災害への対策は、これからの栽培技術において重要な課題です。また、気象の変化は植物の生育だけでは無く、病害虫の発生などにも大きな影響を与えるため、気象情報を的確に把握し栽培管理に活用することはますます重要になっています。今後も関係機関と連携しながら、気象災害対策及び気象情報を踏まえた栽培管理について生産者に発信していきます。