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令和4年度 普及現地情報(令和4年12月)
令和4年度学校連携就農研修会の開催~将来の担い手確保のために~
利根沼田地域の将来の担い手確保に向けて、管内の農業系高等学校である群馬県立利根実業高等学校(以下、利根実)と連携して次世代の担い手を確保する事を目的に情報交換と現地視察研修会を行いました。
ねらいと背景
農業振興地域である利根沼田地域の将来の担い手確保に向けて、管内の農業系高等学校である利根実と連携して次世代の担い手を確保する事を目的に情報交換と現地視察研修会を行っています。
取組の成果
12月5日に開催し、情報交換では利根実から3年生の進路等の情報で新規就農予定者情報やリンゴ「紅鶴」の商品開発の現状を確認した後に、農業事務所の新規就農者情報や若い担い手に対する支援等の情報交換を行いました。
また、視察では、みなかみ町でリンゴ栽培の他に6次産業化に努めている一作農園と今年、グランピングに取り組んでいる原沢りんご園で各々の取組について学びました。
研修会では、多くの質問があり、有意義な研修会となりました。
今後の方向
利根実との情報交換は「地域の農業発展」のためにとても有効であることから、継続して実施します。また、現在連携している地域の伝統野菜である「沼須ネギ」振興や水稲のスマート農業に関する取組支援、「紅鶴」商品開発を継続して行いながら将来の担い手確保を目指していきます。
グランピング施設の様子
道の駅「尾瀬かたしな」を活用した産地活性化支援~片品村の魅力ある特産品づくり~
片品の農産物を原料とした魅力ある新商品づくりを行うため、料理専門家の講師を招き講習会を開催しました。
ねらいと背景
道の駅「尾瀬かたしな」は2018年にオープンし、多くの観光客が年間をとおして訪れます。道の駅には農産物直売所が併設されており、夏から秋にかけて冷涼な気候を生かしたトマト、ダイコンなど高原野菜、秋にはリンゴが店頭に並び、片品の魅力ある農産物の情報発信の拠点となっています。今回講習会の食材であるカボチャ「白みくり」も村内で多くの人が栽培しております。
取組の成果
片品産の農産物の利活用促進を図るため、11月14日に農産加工に携わる村内在住者11名を対象に片品村役場調理室で加工講習会を開催しました。講師はぶっちょびKitchen(沼田市)の生方氏にお願いし、フランス発祥のケーキ「ガトー・インビジブル」の講習を行いました。参加者は食感を良くするための材料の調合、焼き方のポイントなど商品化に向けてアドバイスのメモをとるなど熱心な様子でした。
「ガトー・インビジブル」は食材としてサツマイモ、ジャガイモなどイモ類やリンゴなどの果実も使われるので、今後の横展開が期待されます。
今後の方向
片品村の産地活性化支援に向け、関係機関と連携し、栽培、担い手、農産加工等の様々な課題解決に地域一体となって取り組んでいきます。
講習会の様子