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群馬県緊急医師確保修学資金制度

更新日:2024年6月11日 印刷ページ表示
  • 群馬県と群馬大学は、県内の医師不足に対し相互に連携し、平成21年度から群馬大学医学部の定員増を実施しています。
  • 県では、将来県内の地域医療に貢献したいという強い意志を持って群馬大学医学部医学科に進学する学生(地域医療枠学生)に対し、修学資金を貸与する制度を設けています。

1 制度の概要

(1)対象者

群馬大学医学部医学科入学試験の地域医療枠合格者
推薦入試、一般入試、2年次編入学の各試験に枠を設けています(令和2年度入学試験より別枠方式で選抜)。
入学試験情報は群馬大学ホームページ<外部リンク>(http://www.gunma-u.ac.jp/admission)をご覧ください。

(2)貸与額

月額100,000円(年額 1,200,000円)【初年度は入学料相当額を加算】
※ただし、本人及び生計を一にする者の所得額の合計が1,500万円未満の場合は、月額150,000円(年額 1,800,000円)

(3)貸与期間

6年間(2年次編入の場合は5年間)

(4)貸与条件

  • 群馬県内の地域医療に貢献したいという強い意志を持ち、卒業後、県内の特定病院において、一定期間、臨床研修及び診療業務に従事すること
  • 貸与期間中に修学資金貸与を辞退することは、原則として認めません。

(5)返還

次の1~3の要件をすべて満たした場合、修学資金の返還が免除されます。

  1. 卒業後、貸与を受けた期間の3分の5に相当する期間(従事必要期間=10年間(2年次編入の場合は8年4か月間))、県内の特定病院(公立病院等)で臨床研修及び診療業務に従事すること。
  2. 4年間(2年次編入の場合は3年4か月間)以上は、将来勤務することとなる時点の保健医療計画に明記される「医師不足地域」の特定病院又は「特に不足する診療科」のうちから、被貸与者の意見を聴取の上、群馬県知事が指定する医療機関又は診療科に勤務すること(へき地医療拠点病院又はへき地診療所に勤務する場合は3年間(2年次編入の場合は2年6か月間)以上とする)。
  3. 従事必要期間は、群馬県地域医療支援センター(県及び大学に設置)が用意する「ぐんま地域医療リーダー養成キャリアパス」に参加すること。

しかし、次のような場合は、貸与期間に年10%の割合で計算した利息を加算して、貸与した修学資金を返還することが必要です。

  • 貸与契約を解除した場合
  • 卒業の翌年までの医師国家試験に合格できなかった場合
  • 卒業後、県内の特定病院で臨床研修に従事しなかった場合
  • 県内の特定病院で、従事必要期間、臨床研修及び診療業務に従事できなかった場合(ただし、在職期間に応じて、返還額が一部免除になります。)
  • その他修学資金の貸与の目的を達成する見込みがなくなったと認められる場合

(6)貸与手続

  • 入試合格後、群馬県による意思確認の面接を経て、群馬県との間で貸与手続(貸与申請書の提出、貸与契約書の締結等)を行います。その際、連帯保証人2名が必要です。
  • 修学資金は2ヶ月分ごとに支払います。(初回のみ、4月に遡った月数分)
    ※ 手続の詳細は、入試合格後に別途案内します。

(7)制度の特色

 この修学資金貸与制度には次のような特色がありますので、臨床研修先の選定や、その後の診療業務、大学院進学、留学、研修等について、柔軟に計画することが可能となります。

  1. 対象者を県内出身者に限定(県内出身者の要件については、入試要項をご参照ください)。
  2. 卒業後に従事する特定の病院は、被貸与者が選択することができます。
  3. ぐんま地域医療リーダー養成キャリアパス<外部リンク>」に参加して、卒後10年間のキャリア形成の支援を受けることができます。群馬大学医学部附属病院内の群馬県地域医療支援センター<外部リンク>専任医師が相談に応じます。
  4. 次のようなケースは従事必要期間の中断が認められます。
    ※ 主な事例については、こちらからダウンロードできます。
    中断期間について(PDFファイル:92KB)
    • 疾病・災害等やむを得ない理由により従事できない期間
    • 産休・育児休業の期間
    • 大学院(医学を履修する課程に限る)に在学する期間→5年まで可
    • 海外留学などの医学研修期間→5年まで可
    • 後期研修の一環として特定病院以外の病院に勤務する期間→3年まで可
    • 専門知識修得のため特定病院以外の病院に勤務する期間→3年まで可

(8)特定病院について

「県内の特定病院」には、群馬大学医学部附属病院のほか、次の病院が予定されています。いずれも群馬大学医学部を卒業した医師が通常勤務することが多い、公立・公的病院や臨床研修病院などです。
(1)群馬県立心臓血管センター、(2)群馬県立がんセンター、(3)群馬県立精神医療センター、(4)群馬県立小児医療センター、(5)群馬大学医学部附属病院、(6)前橋赤十字病院、(7)群馬県済生会前橋病院、(8)独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター、(9)公立碓氷病院、(10)独立行政法人国立病院機構渋川医療センター、(11)公立藤岡総合病院、(12)藤岡市国民健康保険鬼石病院、(13)下仁田厚生病院、(14)公立富岡総合病院、(15)公立七日市病院、(16)吾妻広域町村圏振興整備組合立中之条病院、(17)原町赤十字病院、(18)西吾妻福祉病院、(19)独立行政法人国立病院機構沼田病院、(20)伊勢崎市民病院、(21)桐生厚生総合病院、(22)館林厚生病院、(23)独立行政法人地域医療機能推進機構群馬中央病院、(24)前橋協立病院、(25)医療法人社団日高会日高病院、(26)利根中央病院、(27)富士重工業健康保険組合太田記念病院
 以上のほか、協力型臨床研修病院、へき地診療所及び二次救急輪番病院も対象となります。(「3 参考資料」のファイルをご覧ください。)

2 群馬大学医学部入学試験(地域医療枠)の概要について

(1)入試選抜の方式

推薦入試、一般入試(前期)及び2年次編入学試験から選抜します。

※2025(令和7)年度入学者選抜から、2年次編入学の募集人員に地域医療枠が設置される予定です。

詳細は「入試の主な変更点」群馬大学ホームページ<外部リンク>をご覧ください。

2年次編入学の募集要項はこちらからご覧ください。群馬大学ホームページ<外部リンク>

(2)その他

詳細は、群馬大学にお問い合わせください。
問い合わせ:群馬大学昭和地区事務部学務課入学試験係(電話:027-220-8908)
群馬大学ホームページ<外部リンク>

3 参考資料

群馬県緊急医師確保修学金制度について (PDF:169KB)

特定病院一覧 (PDF:108KB)