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鶏 吾妻家保だより108号(令和5年3月23日発行)

更新日:2023年3月31日 印刷ページ表示

家畜伝染病予防法に基づく『定期報告書』について

 毎年1回、すべての畜産農家の皆様から県知事あてに報告をいただいている『家畜伝染病予防法に基づく定期報告』につきまして、1月下旬に皆様に提出書類の様式を発送いたしました。
 提出期限の令和5年3月24日までに、ご提出いただきますようお願いいたします。
 お忙しいとは思いますが、法に基づく国への報告も必要になりますので、まだ提出されていない方は、至急家畜保健衛生所まで提出をお願いします。
※万が一、報告書用紙が届いていない場合は家畜保健衛生所にご一報ください。

<提出書類>

  1. 定期報告書 基本情報
  2. 定期報告書 飼養衛生管理基準の遵守状況
  3. 令和4年 定期報告書添付書類(埋却場所については具体的に記入)
  4. 農場平面図(衛生管理区域を明示したもの)

県内初! Hpai発生事例について

令和5年1月1日に県内の家きん飼養農場で初めてHpaiの感染が確認され、その後も中部管内2農場でHpaiの感染が確認されました。また、県内の野鳥からもHpaiウイルスが検出されています。今シーズンは、群馬県をはじめ、今までHpaiの発生事例がなかった県においても発生が確認されています。過去に例がないほど環境中のウイルス濃度が高まっていると考えられ、いつどこの農場で発生してもおかしくない状況です。

群馬県内におけるHpai発生状況(令和4年~令和5年シーズン)

発見日

確認日

場所

概要

亜型

備考

12月31日

1月4日

館林市

オオハクチョウ(死亡個体)

H5亜型

野鳥

 

1月1日

前橋市

採卵鶏(15千羽)

H5N1

 
 

1月19日

前橋市

採卵鶏(450千羽)

H5N1

 

1月19日

1月25日

玉村町

ハシブトガラス(死亡個体)

H5亜型

野鳥

 

1月27日

前橋市

採卵鶏(53千羽)

H5N1

 

※全農場で防疫措置完了から21日が経過し、移動制限、搬出制限等制限が解除されています。

 高病原性鳥インフルエンザ(Hpai)の国内発生状況と対策徹底について

 今シーズンのHpaiは、家きん飼養農場では26道県で80事例、野鳥では27道県で214事例の発生が確認されています(3月16日時点)。

 特に、野鳥の間では感染が広がっており、カモ類など渡り鳥だけでなく、カラスやハヤブサなど日本の留鳥からもHpaiウイルスが検出されています。家きん舎外の環境にはウイルスがあるものと考えて、家きん舎内へウイルスを持ち込まないための対策を徹底することが重要です。下記の重要ポイントについて改めてご確認ください。

○家きん舎専用長靴への履き替え、手指消毒・手袋の着用
  
農場の敷地内にもHpaiウイルスが存在していると考えて、家きん舎内にウイルスを持ち込まないようにしましょう。
○家きん舎内への野鳥、ネズミなど野生動物の侵入防止の徹底
 
野鳥やネズミなどの野生動物が、家きん舎内にHpaiウイルスを持ち込む可能性があります。
 野生動物の侵入を防ぐため、破損箇所はないか定期的にチェックしましょう!
 また、昨シーズンはキツネやタヌキがHpaiウイルスに感染していた事例がありました。
 農場周辺に野生動物が近づかないよう、家きん舎周辺に石灰を散布しましょう!
○早期発見、早期通報!
 
少しでも様子がおかしいと感じたら、すぐに家畜保健所へご相談ください!
 ※電話は夜間・休日でもつながります。

家畜排せつ物及びたい肥の適正な管理

 3月になって気温が上昇し、雪解けの時期となっています。もしも堆肥等の野積みがあれば、ふん尿や排汁の地下浸透と周囲への流出は「家畜排せつ物の不適正な管理」となります。
 河川や道路に、たい肥を流出させないためにも、管理状況を今一度確認してください。

休日(土日・祝日を含む)の緊急連絡について

 家畜伝染病発生時などの早期通報に対応できるよう、夜間・休日でも吾妻家畜保健衛生所に電話をすると職員に転送されます。家畜の異常に気づいたらすみやかに家畜保健衛生所まで連絡をお願いします。