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保健科学係の業務紹介
更新日:2019年12月4日
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保健科学係
保健科学係は、細菌・ウイルス・原虫等に関係する疾病・疾患等について、試験検査や調査研究を行っています。以下に主な業務について紹介します。
業務内容
- 食中毒
保健所から搬入された検体について食中毒原因物質(食中毒菌・ウイルス)の同定を行っています。代表的な食中毒原因物質には、カンピロバクター・サルモネラ・黄色ブドウ球菌・ノロウイルスがあります。 - 食品衛生
畜産・水産食品中の残留有害物質モニタリング事業として、牛乳・鶏卵及び養殖魚(ニジマス)などについて、残留抗生物質の検査を実施しています。 - 感染症対策
「感染症法」の発生動向調査により、県内で発生している疾病の原因(病原体)を究明するため、病原体定点医療機関から搬入された検体について細菌やウイルスの分離及び同定、毒素産生検査等を実施しています。この検査データは感染制御センターをとおし関係各機関へ還元しています。 - インフルエンザ疾患等発生対策
県内一円または一定の地域で発生したインフルエンザ及び不明疾患等に対してウイルス・細菌の分離同定を実施しています。 - 特定感染症対策
特定感染症検査等事業の一環として、HCV等に対する確認検査を実施しています。 - 原虫、寄生虫、衛生動物
原虫等によると考えられる感染症で、クリプトスポリジウム等行政的に必要と認められる事例について、検査を実施しています。また、保健福祉事務所を通じて健康被害の届け出があった寄生虫や衛生動物について同定・相談を行っています。 - 医療機器の無菌試験
日本薬局方で定められている無菌試験法を用い、輸液セットなどの適合試験を行っています。