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【12月】農業経営士、農村生活アドバイザー、青年農業士の情報交換会

更新日:2023年1月10日 印刷ページ表示

農業の働き方を新規就農者へ伝えるために

東部農業事務所 桐生地区農業指導センター

 農業経営士、農村生活アドバイザー、青年農業士が、新規就農者の確保や育成に役立てるため、農家の働き方について相互に情報交換しました。家族構成や品目によって、様々な働き方の工夫が紹介され、雇用の活用方法についても理解が深まりました。

1 ねらいと背景

 農業経営士、農村生活アドバイザー、青年農業士は地域農業のリーダーとして、新規就農者の研修受け入れや就農後の相談を受ける機会が多くあります。農業の労働時間には、繁忙期と閑散期との平準化などの課題がありますが、これを乗り越えるため農家は様々な工夫をしています。そこで、多様な働き方を新規就農者に伝えられるよう、参加者相互の働き方を知る情報交換会を開催しました。

2 取り組み内容

 11月25日、農業経営士4名、農村生活アドバイザー3名、青年農業士2名が集まり、それぞれ働き方の工夫について発表し、意見交換をしました。
 作業分担の考え方では、家族が各々の技量を発揮するため、担当ハウスを持ちつつ互いにフォローする経営や、作業の疑問をその場で解決するため、家族全員が同じハウスで同じ作業を進める経営など、夫婦や後継者の技術の習熟度に応じた工夫がなされている様子が伺えました。また、後継者の就農や両親のリタイア等に応じて作付面積を増減させる事例や、仕事量の配分を工夫し休日を設けている事例もありました。
 雇用については、仕事ができる人材の確保が共通の話題になり、最近は70歳代でも求職する人が多くなっていることや、その中にも意欲的に働ける人がいることなどが紹介されました。また、短期雇用のために人材派遣会社を活用している事例もありました。
 さらに、自らが急に農作業をできなくなったとき、代わりに作業を任せられる体制づくりについて希望が出るなど、様々な事例や課題が紹介されました。

3 今後の方向

 農業経営士等は日常的に新規就農者や若手農業者の相談を受けていることから、今後もより良い相談やアドバイスができるよう、情報交換会の開催や情報提供で支援します。また、雇用の活用を検討している農業経営士等もおり、地域の農業者が目指すべき経営になるよう支援していきます。

主催の農業経営士会会長の写真
主催の農業経営士会会長

情報交換会の様子写真
情報交換会の様子