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【3月】アドバイザーと若手女性農業者の加工交流会の開催
地域の農産物を活用した大福づくり
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
桐生地区農村生活アドバイザーと地域の若手女性農業者組織「COLOR’s」では組織間の交流と地域の女性リーダーの育成につなげるため、合同で講習会を開催しています。2月14日、アドバイザーを講師に地域の農産物を活用した大福づくりと、会員の活動について情報交換を行いました。
1 ねらいと背景
桐生地区農村生活アドバイザーと管内若手女性農業者組織「COLOR’s」は、農産加工などによる両組織の交流を通じ、次代の女性リーダーの育成につなげていくため、アドバイザーを講師に講習会を開催し、これまでもジャムやシュトーレンづくりなどを行ってきました。昨年度コロナ禍で中止になった「五目おこわと大福づくり」について、今回は「大福づくり」のみとし、各々の活動の情報交換など交流をメインに実施しました。
2 取り組み内容
当日はアドバイザー5名、「COLOR’s」等6名の計11名、中にはお子さんと参加される方もありました。コロナに配慮して講師と段取りについて確認を重ね、実習は餡を包む作業をメインに行いました。講師が栽培したもち米を使った大福の餅の生地はプレーンの他、コーヒー味、会員のブルーベリージャムを練りこんだブルーベリー味、餡は通常のあんこ、白いんげんを使った白餡を準備しました。餡をベースにホイップクリームを組み合わせ、各自で包んだほか、大福に十字に切り込みを入れ、会員が栽培したイチゴを乗せていちご大福も作りました。講師がお手本で大福を手早く丸める姿とその仕上がりに感嘆の声が上がり、作業の様子を動画で撮影する姿もみられました。
大福づくりで和んだところで、自身の農業の取り組みの現状や、今後の目標などについて率直に情報交換をしました。経営、栽培、販売が各々特徴的で、目標をしっかり持って精力的に取り組んでいる様子に他の参加者から多くの質問が出るなど、今後の自身及び会の活動のヒントにもつながる実りの多い情報交換となりました。
3 今後の方向
アドバイザーと「COLOR’s」、組織の枠を越えた交流で新たな人の繋がりや活動の視点を得ることができました。指導センターでは、今後も会員の意見を取り上げながら、個々や組織のネットワーク作りの場を設け、栽培・加工技術や販売方法等、経営力の向上に向けた活動支援を行っていきます。
大福づくり
情報交換