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業務及び運営について
業務及び運営について
食品安全検査センター(以下、検査センター)では、生産から加工、流通、消費に至るまでの食品中の残留農薬、食品添加物、微生物などについての検査、さらに医薬品、健康食品及び家庭用品などに関わる検査も行っています。また、広報・技術支援事業として独自の事業を実施しています。
検査センターが実施する試験検査は、緊急検査を除き、年度ごとに検査計画を作成し業務の効率化を図っています。年間の検査計画は、食品等の取り扱いに係わる行政機関による「食品安全検査センター食品等検査計画策定会議」によって調整し作成されます。
検査センターが実施した食品等の試験検査結果は、その都度依頼先に報告しており、その結果については、担当課によりホームページ等を利用し公表しています。
検査センターでは検査結果を取りまとめ、隔年で「群馬県食品安全検査センター業務報告」として、ホームページ等で公表しています。
検査業務に係る信頼性確保対策
検査業務の信頼性確保を図るため、「群馬県食品衛生検査施設業務管理要綱」に従って、食品衛生検査施設の業務管理(GLP:Good Laboratory Practice)を導入し、信頼性の高いデータが得られるよう努めています。
GLP
GLPとは、検査施設ごとに運営管理、試験設備、試験計画、内部監査体制、信頼性保証体制、試験結果等に関する基準への適合性を確認し、試験成績の信頼性を確保するものです。
検査センターのGLP組織は、検査を実際に行う「検査部門」と検査の信頼性確保を担当する「信頼性確保部門」に分かれています。さらに検査部門は担当する業務によって、理化学検査及び微生物検査に区分されています。
各部門ごとには「部門責任者」が配置されています。さらに検査部門では、検査区分ごとに検査を担当する「検査員」と、得られた検査結果が適正か確認する「検査区分責任者」が配置され役割分担を明確化しています。
検査部門で行われる試験検査は標準作業書(SOP)に従って実施され、その内容が記録・保管されています。
また、試験検査の精度の監視と向上のために、施設内での精度管理(内部精度管理)に取り組んでいます。また、外部機関が実施する精度管理調査にも積極的に参加し信頼性の確保に努めています。
信頼性確保部門は、検査部門とは独立して設置され、検査部門に対して内部点検及び精度管理等を行っています。
調査研究
各種の検査法の検討や実態調査を実施するなど、食品の安全確保等に関する情報の収集に努めています。
業務報告
実施した事業は隔年毎に取りまとめ、「業務報告書」として関係機関等に報告しています。
※平成15年度以前の残留農薬検査などの衛生環境研究所で行っていた食品の検査及び調査研究については、衛生環境研究所年報に掲載されています。