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1 食肉の検査
家畜が食肉となって食卓に並ぶには、まず検査員による食肉検査が必要です。
食肉の検査は、病気や異常の見られる肉を取り除くことを基本として、一頭(羽)毎に、検査員(獣医師)が行っています。
検査を受ける動物は馬(Equines)、牛(Cattle)、豚(Swine)、めん羊(Sheep)、山羊(Goats)、にわとり(Chickens)、あひる(Ducks)、七面鳥(Turkeys)です。
また、食肉を作る施設及びその従事者に対して食肉の衛生的取り扱いなども併せて指導しています
1 牛・豚などの検査
生体検査
農場から搬入された家畜は、生体検査を受けます。
生体検査では、外観のチェックを行い、不合格の場合は、食用殺が禁止され、食用になりません。
なお、24ヶ月齢超の牛のうち、生体検査において神経症状が疑われるもの及び全身症状を呈するものについては、BSEスクリーニング検査を併せて実施します。
解体前検査
解体前検査で不合格の場合は、解体が禁止され、食用になりません。
解体後検査
解体後検査(内臓検査、頭部検査、枝肉検査)では、臓器、肉、リンパ節などを検査します。
細菌検査などの精密検査が必要な場合は、合格が保留になります。
検査で不合格の場合は、廃棄処分または焼却処分になり、食用にはなりません。
検印
検査に合格した食肉は、畜種ごとに定められた印が枝肉に押され、出荷されます。
2 鶏などの検査
生体検査
農場から搬入された家きんは、生体検査を受けます。生体検査では、外観のチェックを行い、不合格の場合は、食用殺が禁止され、食用になりません。
脱羽後検査
脱羽後に、体表の状況などを検査します。必要に応じて精密検査を実施します。不合格の場合は内臓摘出が禁止され、食用になりません。
内臓摘出後検査
内臓摘出後、内臓の状況や体の内側などを検査します。
不合格の場合は、食用になりません。