【3月】先輩農家から学ぶ～新規就農者交流会の開催～

　新規就農者と地元農業者や農業関係機関が集い、新規就農者交流会を開催しました。先輩農業者の事例発表や新規就農者の悩みに助言する等交流を深めました。

1　ねらいと背景

　近年の新規就農者は、Uターン就農や他産業からの参入が多くなっています。彼らは地元農家とのつながりが希薄で、中には地域に馴染めず孤立している事例もあり、就農定着の課題となっています。そこで、過去5年の新規就農者を対象に、先輩農業者や太田市及びＪＡ担当者等との交流会を開催しました。

2　取り組み内容

　令和5年2月8日、尾島生涯学習センター及び現地農場で新規就農者6名を含む20名が出席しました。交流会では新規参入と親とは別の経営から認定農業者になった先輩農業者2名による事例発表を行い、5年先の目標とビジョンを定めることや様々な人脈づくりの大切さを話してもらいました。また、新規就農者からは自己紹介と目標を語ってもらいました。「資材が高騰し利益が望めないので農業をやらない方が良いのではと考えてしまう」という意見がでたりしましたが、出席した農業経営士から「1、2年間だけで考えずに長い目で見た方が良い」と助言していただきました。
　交流会終了後、参加者同士で連絡先を交換していた人もいて、仲間作りの良いきっかけになったのではないかと思います。

3　今後の方向

　東部農業事務所普及指導課では、主に就農後5年以内の人を対象とした基本技術習得や経営管理に関する講座を開催していますが、出席者同士が良い関係を築いていけるよう各講座を継続的に取り組んでいきます。

​事例発表の様子

​現地研修の様子