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【3月】母の日用鉢物カーネーションの安定出荷に向けて
JA邑楽館林カーネーション販売研究会では、鉢物カーネーションの母の日出荷に向けて計4回の現地検討会に加え、苗導入前講習会や重点巡回指導、クラウドを使った画像共有に取り組み、安定出荷を目指しています。普及指導課ではJAと連携して各種活動を推進しています。
1 ねらいと背景
邑楽館林地域は、母の日向け鉢物カーネーションの生産が盛んで、東日本では最大の産地です。JA邑楽館林カーネーション販売研究会(以下、部会)では18戸の生産農家によって約25万鉢を共同販売しています。数量及び品質の面から市場からの信頼も高く、責任産地として毎年安定した品質での供給が期待されています。共同販売の優位性を維持するためにも、部会員間の品質の高位平準化が課題となっています。各種活動をとおして販売先からのクレームを撲滅し産地の信頼度の一層の向上を目指しています。
2 取り組み内容
部会では各部会員が均一かつ高品質な商品をつくるため、定植後の1月から月1回の現地検討会(計4回)や、クラウドを使った生育画像の共有による管理方法や生育の進み具合の確認を行っています。普及指導課では、現地検討会での温度管理や病害虫防除の講習の他、クラウドで共有する画像の撮影に取り組んでいます。
また、管理上重要な期間となる3月上旬から4月下旬にかけ、部会員のうち8戸を対象に重点巡回指導を週1回(計7回)実施しています。巡回にあたっては、JA担当者や生産者とタブレットにて生育状況の画像を共有し、効果的な指導につなげています。
3 今後の方向
出荷期に向け、精度の高い開花調節や適切な病害虫対策が求められることから、現地研修会や重点巡回指導を通じて引き続き指導にあたります。
現地研修会での講習の様子
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