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子ども・若者の自立支援ガイド(支援者の皆さんへ)(令和4年度作成)

更新日:2023年4月6日 印刷ページ表示

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 群馬県子ども・若者支援協議会では、高校中退や中卒後進路未決定で学校等の支援から離れてしまった方が「新たな一歩」を踏み出せるよう支援していますが、これまでの対象者の中に発達の特性が起因したと思われる「不登校・ひきこもり状態」の方がいました。人間関係のトラブル、繰り返す失敗での自信喪失、頑張りすぎた結果の心身不調、強いこだわりによる忌避等、二次的な問題を引き起こしていました。
 文部科学省が令和4年(2022年)に全国の公立小中高校の児童生徒約8万9千人を対象に実施した“通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果”では、小中学生で「学習面又は行動面で著しい困難を示す」とされた割合が8.8%と報告されました。発達障害の専門家チームによる判断や、医師による診断によるものではありませんが、学級担任等による回答に基づくもので、支援を必要とする割合が35人学級なら1クラスに3人程度いると推測されます。
 このガイドは、発達障害の診断の有無に関係なく、発達の特性がある本人やその御家族が抱える悩みや不安・心配に対して、その社会的自立に向けた相談・支援に関する情報をライフステージ(年齢)ごとにまとめました。今回の前編は、乳幼児期・学齢期における御家族の不安・心配ごとへの対応が中心です。次回の後編では、思春期・青年期等における本人の不安・心配ごとへの対応を中心にまとめる予定です。
 私たちには、発達の特性がある子ども・若者が不登校・ひきこもり状態にならないように、また、そうした状態から一歩を踏み出せるように支援していくことが期待されています。そのため、ライフステージにおける多様な支援・対応が切れ目なくつながるように積極的に連携していくことが必要と考えます。

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