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【4月】桐生市・みどり市における酒米消費拡大イベントの開催について
持続的な農地活用と地域の活性化につなげるために
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
指導センターでは、持続的な農地活用と地域の活性化を目的として、酒米の作付拡大と酒米を活用した地域特産物の創出について推進・支援しています。今回、農業・商業・工業・観光・福祉等地域連携で行われている活動を多くの方々に知ってもらうため、令和5年3月14日~28日にかけて計4回、飲食店や富弘美術館にて活動紹介と地酒、酒米利用加工品の試飲・即売PRイベントを行いました。
1 ねらいと背景
指導センターでは、地元の酒造会社等と契約栽培で安定的に取引ができる酒米の作付を推進し、耕作放棄地発生の未然防止や農家の所得確保、地酒や甘酒、菓子等の加工品創出による地域振興につなげています。今回は活動の認知度を上げて消費につなげ、作付に還元しようと桐生市酒米生産組合、みどり市酒米生産組合、酒造会社、みどり市酒米推進協議会と企画し、消費者向けのイベントを開催しました。
2 取り組み内容
- 飲食店における地酒等試飲会
地酒等試飲会一覧 日時
場所
来場者数
内容
3月14日(火曜日)
19時00分~21時00分魚彩遊膳うおふじ(みどり市)
36人
- 生産者、酒造会社からの取組概要の説明
- 飲食店の料理と合わせた地酒の試飲(定員制)(特製冷え枡付き)
3月28日(火曜日)
18時30分~20時30分海鮮ダイニング美喜仁館桐生店(桐生市)
60人
3月19日(日曜日)
16時00分~20時00分YURIN LOUNGE(桐生市)
74人
- 活動紹介(展示パネル)
- 地酒、甘酒の試飲と即売、酒米活用加工品※の即売
(※クッキー、パン、クラッカー、すいとん粉、石けん、どらやき 計6種)
- 富弘美術館での酒米生産活動紹介(展示)および酒米米粉活用クッキーの配布
富弘美術館での展示概要 日時
場所
来場者数
内容
3月18日(土曜日)、3月19日(日曜日)
10時00分~16時00分富弘美術館 レクチャー室
101人
120人- 酒米生産のあゆみと星野富弘氏、美術館との関わり(活動紹介展示。地酒ラベルに星野富弘氏の詩画使用)
- 酒米米粉活用クッキーの配布(美術館開発商品)
3 今後の方向
来場者からは、活動紹介を通じて「地酒や加工品を今後購入したい」「地元の飲食店で飲みたい」という声が聞かれました。令和5年度は桐生みどり地域で9.42ヘクタールの酒米作付が予定されており、今後も関係者と協力し、消費を喚起しながら生産に結びつけ、持続的な水田活用と地域振興につなげます。
飲食店での試飲会
試飲会と加工品即売
美術館における展示紹介