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浅間家畜育成牧場だより(平成30年3月号)
更新日:2018年5月17日
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3月となり、牧場にも徐々に春が近づいてきました。
今年は、例年に比べて積雪量も少なく、月末には牧場内の雪はほとんどない状態となりました。
牛たちも、もふもふの冬毛から毛が生え替わり、春に向けての準備中です。
検査をしていたら、牛たちがひょっこり覗き込んできました。
この日は、強風で寒かったですが、草地からみえる夕焼けは絶景でした。
発育状況
区分 | 測定頭数 | 平均体重 | 入牧からの平均日増体量 |
---|---|---|---|
年間牛 | 113頭 | 470.4キログラム |
0.71キログラム/日 |
夏入牧 | 144頭 |
401.5キログラム |
0.63キログラム/日 |
秋入牧 | 76頭 | 365.8キログラム | 0.68キログラム/日 |
預託牛全体の平均体重は、412.6kgとなり、先月から29.4kg増となりました。
冬期間には、DG(日増体重量)の伸び悩みがみられましたが、落ち込んだDGも徐々に回復し、増体も良好となってきました。
気象状況(3月)
月平均 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 最高極値 | 最低極値 | 降水量 | 降雪量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
本年 | 2.3度 | 8.6度 | -3.4度 | 17.3度 | -10.5度 | 124.ミリメートル | 37センチメートル |
平年 | -1.5度 | 4.0度 | -6.6度 | 13.2度 | -13.1度 | 96.3ミリメートル | 51センチメートル |
月平均気温は2.3度で平年(-1.5度)よりもかなり高くなりました。これは4月上旬頃の気温に匹敵します。また、降水量はやや多く、降雪量は少なく経過しました。
上旬は周期的に天気の崩れがあり、旬の後半は、まとまった雨が降りました。
中旬は全般的に晴れて暖かい日が多く、特に、中頃は5月中旬頃の陽気になり、日向ではタンポポの花も咲き始め、春の気配を感じられました。
下旬は始め南からの湿った空気の流入で大雪が降りましたが、気温の高い日が続き、すぐに溶けて無くなってしまいました。その後も気温は4月の下旬頃の暖かさが続きました。
その様な事もあり、今年は平年に比べてかなり暖かく、凍結していた草地もうっすらと青く見える様な気がします。